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悩みやすい性格や考え方は?森田療法の精神相互作用とは

人は誰でも悩んだり困ったりすることがあるものですが、その中でも悩みやすい性格や落ち込みやすい考え方があるようです。

そこで今回は、悩みやすい性格や落ち込みやすい考え方について、世界的にも高い評価を得ている日本初の心理療法である森田療法の精神相互作用とあわせて書き進めてみたいと思います。

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悩みやすい性格や考え方の特徴「精神相互作用」とは

悩みやすい性格、落ち込みやすい思考パターンに共通しているのは「たまたま」と思えないことです。

極度の緊張やストレスから、不安で仕方がない、発汗、手の震え、動機、頭痛や腹痛などの身体症状が起こり、その症状が気になってしまって仕方がなくなってしまいます。

そういった心身にあらわれる症状は気にすればするほど強くなってしまいがちです。

不快な症状に注意を向けて症状が強まり、さらに悩んでしまう悩みのメカニズムのことを、森田療法では「精神相互作用」と呼んでいます。

不安な感情が症状を悪化させる

緊張したり、体調が悪いとき、ネガティブな感情がわき上がってきたときには、身体に不快な感覚や痛みなどの症状が現れることがあります。

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そういった身体症状は一時的なものですが、「たまたま」と思えない性格の人は、「またこんなことがおこるのではないか」とネガティブに考えてしまいます。

不快な症状のいことばかり考えていると、症状はさらに強く感じられるようになり、不安がさらに高くなってしまう、という悪循環が始まってしまいます。

悩みやすい性格、落ち込みやすい考え方の人は、自分自身で悩みや不安を大きくしてしまっているのです。

悩みの悪循環とは

悩みや不安は誰にでもあることで、特別なことではありませんが、悩みやすい性格の人は、悩みの悪循環を自分で生み出してしまいます。

悩みやすい性格の大きな特徴は、①気にしやすい、②回避行動をとる、という2つがあげられます。

不安や腹痛など、ネガティブな感情や症状を過剰に気にしてしまい、そのことばかり考えるようになってしまいます。

意識すればするほど緊張は高まり、症状も強くなってしまう、という悪循環に陥ってしまうのです。

また、不安な状況を避ける回避行動をとるようになり、苦手意識が強くなってしまう傾向もみられます。

例えば、人前で話すことの苦手意識が強くなってしまうと、さらに緊張しやすくなってしまい、発汗や動機、腹痛や頭痛、めまいなどの身体症状も強まりやすい、という悪循環も生みやすくなってしまいがちです。

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