完璧主義で「すべき思考」の性格は悩みやすい人
こうすべき、こうあるべき、といった「すべき思考」が強いかの液主義な人は悩みやすい性格といえます。
こうあるべき、すべき、という人は、実は「こうありたい、こうあるべきだ」という高い理想を持っているので生まれる考え方です。
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ですが、執拗なまでに理想を守ろうとすることは、悩みや問題が大きくなってしまうことにつながりかねません。
理想と現実のギャップに悩みやすい」「すべき思考」
「こうあるべき、こうすべき」という考え方の強い人は、なんとか自分の理想に近づこうと努力し、賞賛に値する場合もあります。
ただ、現実と理想が完全に一致することは難しく、なかなか思い通りにはいかないものです。
自分の力ではどうにもできないことに対しても「すべき思考」で完璧主義を貫こうとする生き方は、必ずといっていいほど挫折することになりまうs。
森田療法では、「こうあるべき」「こうすべき」という理想と現実のギャップに苦しむことが悩みの原因になると考えます。
自分を悩ませ苦しませてしまう「べき思考」と完璧主義
悩みやすい人は、いろいろな物事に対して「〜であるべき」と思い込んでいる傾向が強いといえます。
そのため、素直な生き方ができなくなってしまうのです。
「こうあるべき」という考え方で理想のイメージばかり追い求めてしまう人は、現実を理想に当てはめるためにまわりの人までもコントロールしようとしてしまいます。
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【人より優れている「べき」】
高い理想を求める反面、プライドが高く負けず嫌いな傾向が強い。
【親としての「べき」】
子育てにおいても「理想の子供像」に当てはめるために、あれこれ世話を焼いたり、大きな期待を抱く。
【感情のコントロール】
自分の「すべき思考」にとって妨げとなる感情は、なんとしてでも取り除こうとする。
【はっきりさせる「べき」】
ダメなものはダメ、物事をあいまいなままにしておくことが苦手。
【完全である「べき」】
仕事や勉強など完璧にこなそうとして、手を抜くことができない。
理想と現実のギャップに葛藤を抱きやすい「すべき思考」
「こうあるべき」「こうすべき」という理想の自分と、現実の自分には違いがあって当然です。
すべき思考の気持ちが強いほど、現実の自分自身の姿を受け入れることができず、悩むことになってしまいます。
すべき思考は、理想の自分の姿を肥大化させてしまいがちです。
【理想の自分】
・誰からも好かれるべき
・親の期待に応えるべき
・仕事ができる人であるべき
【現実の自分】
・苦手な人がいる
・親の期待通りにはできない
・仕事がうまくいかない
すべき思考から強迫観念に及ぶことも
完璧主義で「こうあるべき」「こうすべき」というすべき思考が強すぎると、まわりのことが見えなくなってしまいがちです。
確認恐怖、不潔恐怖などの強迫観念に悩まされたり、現実の自分がちっぽけに思えてしまい、対人恐怖となり人間関係がうまくいかなくなってしまうケースもあります。
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