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カウンセリングでの宿題に取り組む効果と重要性について

治療を通じて理解したことを、毎日の生活の中でいかすのが大切です。

カウンセリングセッションに続いて家でも治療に取り組み、自分のものにできたと思えるまで練習することが大切です。

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カウンセリングでの宿題は治療のプロセス

日常生活のなかでカウンセリングで出された宿題に取り組むと、治療の方向性があっているか、対策が本当に効果を発揮するか、明らかになってきます。

また、反復練習や経験の蓄積が自信にもつながります。

患者さん(クライアント)は、できる・できないにこだわらず、とにかく毎日チャレンジし、気づいたことは率直に治療者(医師・カウンセラー)に報告しましょう。

継続することがなにより大切です。

カウンセリング治療の延長線上の宿題

治療の最後に、治療者(医師・カウンセラー)と患者さん(クライアント)で話し合い、その日のカウンセリングテーマにそった宿題を決めます。

宿題と言っても、難しい問題ではなく、セッション中にわかってきた対策の実践です。

治療者が宿題の内容とその根拠や重要性、期待される効果などを説明するので、患者さんは宿題の意義を理解した上で取り組めます。

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・どの課題であれば、取り組めそうですか?
・この作業をすると、不安になれることが実感できます。
・難しかったら次回のセッションで教えてください。ほかの方法を考えましょう。

【宿題が出る】
考え方を少し変える。日記を書く、不安を点数化して毎日記録するなどの作業が宿題に。詳細は患者さんと治療者で相談して決める。

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【宿題に取り組む】
家庭生活や社会生活のなかで、宿題に取り組む。患者さんの希望が反映された内容なので、基本的に難しい宿題は出ない。

次回の診察/セッション時に宿題を報告

カウンセリングのセッションとセッションの間は、家庭で宿題にじっくり取り組みます。

可能であれば、チャレンジした記録を取りましょう。

家でできることがわかれば、治療の励みにもなります。

カウンセリングで出されれた宿題が完璧にできなくても「治療者に悪い」などと落ち込まないようにしましょう。

宿題ができないのは悪いことではなく、結果がどうであれ、治療者はあたたかく迎えてくれます。

設定したハードルが高かったのかもしれませんし、治療者にも患者さんにも見直す点があります。

できなかったことをもとに原因を探っていくのです。

【話し合う】
次回のセッションの導入部で、患者さんが宿題の感想を話す。治療者はそれを聞き、宿題の有効性を判断する。

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【喜び合う】
できたこと、チャレンジしたことを治療者と喜び合う。できなかったことを話したければ、それをその日のテーマにしてもよい。

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