通院を続けることが強迫性障害の再発予防になる?
病院での治療で改善しても、強迫性障害の症状の揺り戻しが見られるのはよくあることです。
完治したと思っても、しばらくの期間は通院治療を続けて、強迫性障害の再発のリスクを小さくする工夫を継続することが大切です。
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回復後もしばらくは通院を続ける
強迫性障害(強迫神経症)の症状が回復して落ち着いてきたからといって、急に治療を中止するのはよくありません。
通院を続けて医師と相談して薬の量を徐々に減らしながら、強迫性障害の再発予防のコツを身につけていくことが大切です。
薬をやめると副作用がでることも
強迫性障害の薬物治療に用いられるSSRIは、急に服薬をやめると、めまいやしびれなどの不快症状(副作用)を起こすことが特徴としてみられます。
また、症状が治ったと感じても、しばらくの間は薬(SSRI)の服用を続けた方が再発率が低くなる報告データがあります。
強迫性障害の再発リスクを小さくする
身体の病気を含めて、一度治ったら絶対にぶり返し(再発)が起きないという病気は少ないものです。
心の病気も同様で、いったんよくなっても、残念ながら再発のリスクがあるものがほとんどです。
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強迫性障害も再発の可能性がある病気なので、あらかじめ再発のリスクを小さくする工夫が必要です。
そのためにはまず、薬を急にやめないようにすることが大切です。
薬を急にやめてしまうと、病状が不安定になる可能性があるうえ、中断症候群・退薬症候群とよばれる、さまざまな症状が出てくることがあります。
強迫性障害の再発予防のために
一度治っても、また症状がぶり返して再発することは、ほとんどの病気にみられます。
強迫性障害の再発を防ぐ工夫にどのようなものがあるか、症状がぶり返して病気が再発したときにどんな対応をすればよいのか、通院しながら学んでいくことが再発予防になります。
薬(SSRI)を中断するとあらわれる副作用
SSRIなどの薬の使用を急にやめると、めまいや吐き気をはじめとする、さまざまな症状(副作用)が現れます。
薬の服用量ややめる時期は、医師が診察の上で判断するものです。
もう治った、完治した、と自分で勝手に判断することは危険です。
強迫性障害の治療薬の量や薬をやめる時期などは、医師の指示に従い、自分だけで判断しないようにしましょう。
中断症候群とは?
薬の使用をやめるときに起こる「中断症候群」の代表的なものとしては、不安、めまい、吐き気、だるさ、しびれ、不眠などがあります。
【中断症候群の症状例】
・高血圧
・ガン
・パニック障害
・狭心症
・糖尿病
・うつ病
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