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妄想なの?馬鹿馬鹿しい行動をやめられない強迫性障害

「外出してしばらくしてから、玄関のカギをかけたかどうかちょっと心配になる」

「トイレを使う際に、トイレの汚れが気になる」

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このような体験は、誰にでも覚えがあることでしょう。

しかし、不安が過剰に高まり、エスカレートしてしまう場合があります。

強迫性障害(強迫神経症)の具体例

・鍵をかけたかどうか気になり、何度も確認しないと気がすまず、家を出るまでにひどく長い時間がかかってしまう。いったん家を出てから戻って確かめることも多く、約束の時間に間に合わず、遅刻しがち。

・トイレの便座に腰掛けられず中腰で用をたして、服やズボンが床にふれないよう細心の注意を払う。トイレを出た後には、時間をかけて何度も手洗いをくり返す。

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妄想?考えすぎ?不安が消えない強迫性障害

本人も「気にしすぎ」と頭では分かっているのに、馬鹿馬鹿しい行動パターンを変えられず、生活に支障をきたします。

こうなってくると、強迫性障害という病気の疑いが出てきます。

強迫性障害は100人に2人くらいの割合で、発症率の高いよくみられる心の病気(不安障害、神経症)のひとつです。

早めに病気だと気づいて治療を受ければよくなりますが、現実は次のような困った事態になりがちです。

強迫性障害の本人と家族は、病気・治療に関する正しい知識を身につけることが大切です。

それによって治療が格段にスムーズに進みやすくなります。

強迫性障害(強迫神経症)の悪影響

・治療が必要と気づくまでに何年もかかってしまい、病気がこじれてしまう。

・強迫症状で苦しんで生活に支障をきたす中、ストレスがたまってうつ病などの他の病気がでてくることがある。

・本人の病状にまわりの人も巻き込まれてしまい、家族の生活にも深刻な影響が出やすい。

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