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子離れできない過保護な母親は病気?世話型依存症の心理

母親が子供の世話をするのは、言うまでもなく自然な姿です。

しかし、過剰な「教育ママ」「献身的な母親」「過保護な母親」は要注意です。

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「世話型依存」という病気が潜んでいるおそれがあります。

子離れできず、子どもに依存する母親

「世話をする・される」という関係は、上下の関係で成り立っています。

ふつうは、世話をされる下位の人が世話をしてくれる上位の人を頼ります。

しかし、世話型依存は、世話をするはずの上位の人が、頼ってくる下位の人に依存する、という仕組みです。

過保護な母親や教育ママは依存症の病気?

過保護な母親や熱心すぎる教育ママは、この世話型依存である可能性があります。

世話型依存の人は、相手の世話をすることによって、自分の存在価値を認めることができるので、世話をする相手がいなければ生きがいを見つけられません。

母親が子離れできずに、子どもの世話をすることに生きがいを感じている場合は注意が必要です。

「あなたのため」と言いながら、実は「自分が安心したいため」に相手の世話をしているのです。

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過保護な母親の心理は?

【たて前】

【親の役目】
「子供ため」に、手助けしたり、欲求をくみ取って世話をします。

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【子供の成長を喜ぶ】
自分の手助けによってうまくいくと、子供の評価が上がります。

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【本音】

【コントロールしたい】
寂しさをまぎらわそうと、「自分のため」に、子どもを思い通りにしようとします。

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【うまくいくと気持ちがいい】
自分の手助けによってうまくいくと、自分が評価された気になります。

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【自己の存在価値が得られる】
「私がいなければ、この子はなにもできない」と思い、自分の存在価値を見出します。

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【安心が得られる】
世話をする子どもがいる限り、自分の存在価値を感じることができ、安心を得られます。

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子どもを自分の身代わりとして投影

過保護な母親は、子どもに自分の夢を託し、「子どもの成功は、母親の施行」と思い込んでいます。

教育熱心で厳しすぎる母親は、自分でも気づかないうちに、自分の身代わりとして、子どもに自分の期待をかけているのです。

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子離れできない過保護な親:世話型依存の例

Cさん(38歳)は、ひとり娘の教育に熱心。

幼児期からたくさんの習い事をさせ、学童気になると有名進学塾にも通わせています。

子どもの成功は、母親としての成功と思い込んでいます。

教育熱心なCさんは、子どもの成績がトップになると、子ども以上に大喜び。

はたから見ると、子どもに献身的なよい母親です。

社会に関心があり、社会的に評価されたいCさん。

専業主婦になってからは、自分の夢を子どもに託しています。

自分ができなかったことを、子どもには与えようと、ピアノやバイオリン、英会話、スイミングなど、多くの習い事をさせています。

よい学校、よい就職先、よい結婚相手まで選ぶつもりで、世間知らずの子どもを方向付けるのは母親の役目だと思っています。

子どもはというと、母親の期待に窒息しそう、と感じており、ストレスでいっぱいです。

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