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依存症の心理は?4つの特徴、原因について

誰にでも心に寂しさはあるものです。

寂しさを満たす方法を誤ると、さらに寂しくなってしまいます。

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依存症の特徴と原因は何が考えられるのでしょうか。

依存症の4つの特徴

①繰り返す

依存症は、失敗したり、周囲に迷惑をかけているのにもかかわらず、懲りることなく同じことを何度も繰り返してしまいます。

②より強い刺激を求める

同じことを何度も繰り返しながら、同じ程度の刺激では物足りなくなり、ますますエスカレートして、依存症が悪化していきます。

③やめようとしてもやめられない

「もうやめよう」と自分でも思っているのに、自分の意思ではどうにもコントロールできない状態が依存症です。ちょっとだけのつもりが、いつの間にか手放せなくなってしまいます。

④いつも頭から離れない

依存の対象がいつも頭から離れず、ほかに目がいきません。冷静な判断ができず、思いついたらすぐに飛びつきます。

本人の意思や努力ではやめられない依存症

酒やギャンブル、買い物が好きな人は多くいますが、「好き」と「依存症」はまったく違います。

依存症は、依存の対象であるものがいつも頭から離れず、やめたいと思っても、自分の意志や努力ではどうにもならない「病気」なのです。

寂しさを埋めて安心を得るため

依存症の始まりは、寂しさにあります。

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底知れない寂しさを埋めようとして、アルコールやギャンブルなどのモノや人で安心を得ようとします。

しかし、本当の意味での安心は得られず、寂しさを埋め続けようとエスカレートして依存症の症状が悪化していきます。

依存症の原因は寂しさ

寂しさは、欠けた心を抱えているようなものです。

深く暗い井戸の底に吸い込まれそうになるように、恐怖や孤独を絶望に感じるほどの感情です。

こんなに心が欠けていては、ひとりでは生きていけない、という無力感もともなうことがあります。

そして、不安になって、心の穴を何か(人・モノ・行為)で埋めたくなり、依存症になってしまうのです。

幼児期の体験も依存症の原因に

子供の頃に、母親との関係がうまく築けないと、寂しさをあたたかく癒してくれる母親のイメージをもてないまま大人へと成長してしまいます。

そのため、心に大きな不安が生じ、何とか寂しさを埋めようとした結果、人やモノへの依存に陥っていきます。

依存症は母親の育て方の責任?

幼児期に母親との一体感(母子一体感)が得られなかったのは、必ずしも母親の責任ということではありません。

母親は赤ちゃんを抱っこしていても、赤ちゃんがその気持ちを感じていなかった、ということも考えられます。

きつすぎる、ゆるすぎる、と不快に感じていたかもしれません。

母親と「波長が合わなかった」という表現が適切かもしれません。

幼児期と母親の関係は、依存症の要因のひとつにはなりますが、依存症の原因とは言い過ぎかもしれません。

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