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依存症であることを認めない、本人の否認が治療を妨げる?

単なる依存から依存症という病気になると、事態は深刻です。

家族を怒らせ、健康を害し、職を失い、社会的な信用もなくしてしまいます。

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これからいったいどうしたらいいのか、本人も将来について悩み、自己嫌悪に陥っていることでしょう。

依存症は「生き方の病」という認識を持って、解決策を探ることが必要です。

依存症の否認とは?

生活が破綻しても身体を壊しても、それが依存症という病気のせいだと本人は認めないので、自分から病院へ足を運ぶことは、まずありません。

こういった「否認」という症状もあるのが依存症です。

依存症は心の病であり、自分で自分の行動がコントロールできません。

「コントロール障害」とも呼ばれる、生き方の病です。

けれど、やめたくてもやめられないという病のせいである、となかなか本人は病気と認めようとしません。

依存症を治したいと本人が決心すること

アルコール依存症や薬物依存症の場合には、早い段階で治療の必要性に気づき、家族も周囲も病院を受診させようと必死になります。

しかし、それ以外の依存症では、悲惨な状態に悪化してはじめて、なんとかしなければと思い始めます。

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その場合、どれほど家族やまわりの人が治療の必要性を伝えても、本人が「絶対やめないといけない」とかたく決心しなければ、依存症の回復の見通しは立ちません。

自分の意志でコントロールできないことが、主な依存症の症状です。

依存症の特徴「本人も周囲も病気とは思わない」

物質依存症以外の依存症は、単に「困った人」と思うことはあっても、治療が必要な病気だとは、ほとんどの人が考えません。

【依存症を悪化させていることに気づいていない】

家族は本人の「二度としない」という言葉を信じ、借金返済など依存症の後始末をしてしまいます。何度も裏切られることになりますが、このくり返しが依存症を悪化させてもいるのです。

【依存症という病気であるとは決して認めない】

またやってしまった、愚かな人間だと自己嫌悪に陥っていても繰り返します。本人も反省はするのですが、行動は止められない、というコントロール障害の症状です。

治療が必要な依存症の症状は?

依存症によって、どのような悪影響が出ているかを真剣に考えないといけません。

次のようなトラブルがある場合は、本人がいつか反省してやめるだろうという段階は過ぎているので、早急な治療が必要です。

【治療が必要な依存症の症状】

・本人の為に周囲が悩む
・ひどい苦痛をおぼえる
・日常生活で不都合を感じる

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【やがてすべてを失ってしまう】
・身体を壊す
・家庭崩壊
・社会的信用を失う
・過労死
・犯罪
・自己破産

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