ネット依存症とゲーム依存症の原因と心理、症状は?
若者世代を中心に増えるオタク依存の代表例は、ネット依存症とゲーム依存症です。
ネット依存症やゲーム依存症の人は、パソコンやゲーム、アニメ、フィギュアなどの世界に没頭し、リアルな人との親密な関わりを避けています。
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そんな彼らの心理には、深刻な依存が影を落としています。
増加するネット依存症とゲーム依存症
若者の中には、世間から引きこもり、アニメやコミック、ゲーム、パソコンやインターネットの世界に浸って生きる人がいます。
携帯電話、スマートフォン(スマホ)でもネットゲームやインターネットが使えるようになり、依存するひとは増える傾向にあります。
彼らは、オタク的な世界に熱中することで、気ぜわしい世間から逃れようとするため「オタク的依存」と呼ばれます。
人との温かい交流を持たない彼らは、社会性を育てられず、自分だけの世界に生きています。
【オタクとは?】
「オタク」とは、アニメやゲーム、コミックなどの愛好者という意味だけでなく、サブカルチャーへのマニアックな知識と情報を持つ人という意味でも使われています。
彼らにとって、作品をどう見るかという自分の世界観が大事であり、他人の世界観との交流はありませんん。
依存の対象物は?
ネット依存症やゲーム依存症など、オタク依存症の対象物は、すべてがひとりでできるものです。
パソコンが生活必需品になるとともに、ITやネットに依存する人は激増しています。
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パソコンさえあれば、機械さえあれば、ゲームさえあれば、人と会わなくても寂しくはありません。
【依存の対象物】
・コミック
・ゲーム
・アニメ
・インターネット
・ネットゲーム
・ネットサーフィン
・パソコン
・携帯電話
・スマートフォン(スマホ)
本人は依存している自覚がない
ネットやゲームなど、依存しているものが生活の一部になりつつあるため、本人には依存しているという自覚がありません。
しかし、次のような症状があれば要注意です。
【ネット依存症・ゲーム依存症の症状】
・目的がないのに、ネットサーフィンをしてしまう
・ネットやビデオ、ゲームに夢中になり、夜更かししてしまう
・パソコンやゲーム、アニメに向かっているときは楽しいが、それ以外の生活は退屈
・パソコンやフィギュア、ゲームのない生活は考えられない
・アニメやゲームの登場人物なた友達になれる
・生身の人と顔を合わせて話をするのが恐い
・昼夜が逆転するなど生活時間が乱れる
ネット依存症・ゲーム依存症の例
26歳の男性のケース。
一日中パソコンに向かい、ネットサーフィンをしています。
外出もせず、家族ともほとんど顔を合わせません。
2年ほどのひきこもり生活で、表情も乏しくなってきました。
2年前までは会社に勤めていたが、上司や同僚に気を遣って疲れ果て、出社拒否になった。
子どもの頃、両親が不仲でケンカが始まるたびに、アニメやゲームに逃げ込んでいた。
恋愛ゲームで理想の彼女ができたが、実在の女性とはなごやかに話ができない。
パソコンのレスポンスのすばやさには自信があり、王様のように振る舞える。
ひきこもりに悩んでいる状態が続いている。
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