任意団体の銀行口座開設の方法について【サークル/同好会】ゆうちょ銀行

サークルや同好会などの任意団体を運営していると、どうしても会費や部費といったお金の管理が大切になってきますよね。

ひとりひとりの会費の金額は高くなくても、会の人数が多くなってくると合計金額もかなりの金額になってきます。

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結構な金額の会費の管理を会計担当の人にまかせるとなると、会計係本人も「高額でちょっと怖い」と感じることもあるでしょうし、いろいろとお金のトラブルも心配になってきてしまいますよね。

悪質なケースでは使い込みや持ち逃げといった横領まがいのトラブルが起きてしまうことも。。。本当、お金の管理ってこわいですね。

なので、サークルや同好会などの任意団体の代表者や会計など運営側の人が「団体名義で銀行口座を作りたい」と考えることも少なくありません。

そこで今回は、「サークルや同好会などの任意団体名義での銀行口座の作り方」について、口座開設の流れ、必要書類、団体規約等について、具体例を紹介しながらポイントをまとめてみたいと思います。

任意団体名義での銀行口座開設を考えているサークルや同好会の関係者さんは、ぜひ参考にしてみてくださいね。

どこの銀行がいい?【サークルや同好会など任意団体での銀行口座開設】

まず最初に、サークルや同好会など任意団体名義での口座開設は「どこの銀行がいいの?」という点について。

口座開設というと、大手の都市銀行(メガバンク)でだいたい次のような銀行が頭に思い浮かびますよね。

・りそな銀行
・UFJ
・みずほ銀行
・三井住友銀行

あと、一番身近で数も多い郵便局の「ゆうちょ銀行」ですね。

他にも、横浜銀行や千葉銀行などの地方銀行、楽天銀行などのネットバンクもありますが、サークルや同好会など任意団体で銀行口座を作る今回はちょっと範囲外になります。

「任意団体はどこの銀行で口座開設すればいいのか?」という話ですが、一番便利で使いやすく、口座開設方法も簡単でわかりやすい「ゆうちょ銀行」が個人的にはおすすめです。

私たちも実際に、一ヶ月くらい前にゆうちょ銀行で「任意団体名義の銀行口座」を作ったので、体験談も加えながら団体名義の口座の作り方について紹介したいと思います。

サークルや同好会など任意団体の口座開設の方法【ゆうちょ銀行編】

任意団体名義のゆうちょ銀行での口座開設は、次のような流れになります。

①必要書類を準備

②郵便局で口座開設手続き

③キャッシュカードは後日郵送

口座開設の流れは、個人でも団体でも基本的には同じ流れになります。ですが、サークルや同好会などの任意団体名義のときは、口座開設にいくつか必要書類を準備することになります。

この必要書類が「面倒臭い」「難しそう」と感じてしまいやすいのですが、実際に口座開設をしてみた感想は「思っていたよりもスムーズ」でしたよ。

ゆうちょ銀行で任意団体名義の口座開設に必要な書類は次のとおりです。(2018年2月現在)

任意団体名義の銀行口座開設に必要な書類一覧【ゆうちょ銀行】

ゆうちょ銀行でサークル名義(任意団体名義)で銀行口座開設をするとき、準備する必要がある書類は次の通りです。

・代表者の本人確認書類
・印鑑
・会員名簿
・団体規約

代表者の身分証明書は免許証で大丈夫です。

印鑑は代表者の印鑑で、ダイソーなど100均で売っているハンコでOKです。

会員名簿は、その団体(サークルや同窓会)の名簿です。メンバーの氏名だけを箇条書きした簡単なもので大丈夫でした。住所、電話番号、生年月日などは記載してなくても問題ないみたいです。

あと、他に必要となる「総合口座利用申込書」などの書類は、口座開設手続きのときに窓口で記入すれば大丈夫でした。ですので、郵便局の窓口に手続きにいくときは、印鑑は忘れずに持って行ってくださいね。

で、一番難しく面倒だと思われやすいのは「団体規約」です。実際に、任意団体名義で銀行口座を作ろうとした時にぶつかりやすい壁だと思います。

私たちのときも「どんな規約内容にすればいいの?」とよくわからなかったので、直接郵便局に行って窓口でいろいろと教えてもらいました。実は意外と簡単です。

口座開設に必要な団体規約の見本(参考)【ゆうちょ】

ゆうちょ銀行でサークル/同好会等の任意団体名義ので口座開設をする際には、添付書類として団体規約が必要になります。

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すでに団体規約を定めているサークルもあれば、まだそこまで細かく規約を決めていない団体もあると思いますが、この機会に規約を作成すれば大丈夫です。

そこで気になるのは、規約の内容ですよね。実際に郵便局に行って、見本となる規約例をもらってきたので紹介しますね。

ぜひ参考にしてみてください。

すでに規約があっても、銀行口座開設に必要な事項が決められていなければ作り直す必要があります。これから規約を作成する任意団体(サークル・同窓会など)は、とりあえず「丸写し」でも大丈夫です。笑

実際にうちの私たちの任意団体の場合、この規約見本を「ほぼ丸写し」で審査OKでしたよ。

「規約例」

ゆうちょ小学校PTA団体規約

第1条【名称】団体の名称を「ゆうちょ小学校PTA父母会」とする。

第2条【所在地】この団体の所在地を次の所在地におく。
    東京都千代田区○○町1丁目1番1号

第3条【目的】この団体はゆうちょ小学校のPTA活動をすることを目的とする。

第4条【構成員】この団体はゆうちょ小学校に在籍する生徒の父母をもって組織する。

第5条【役員】この団体に次の役員を置く。
    会長1名 副会長1名 会計2名

第6条【役員の任期】役員の任期は2年とする。

第7条【会長】会長は会を代表し運営する。副会長は会長を補佐し、会長が欠員の時は会長の職務を遂行する。

第8条【運営】この団体は、毎年1回PTA総会を開催し、重要事項を審議する。また、議事は出席者の過半数の同意をもって決定する。

第9条【財務】活動に必要な資金については、会計が適正に管理を行い、毎月定期に会長の閲覧を受けるものとする。

第10条【規約改正】この規約は、会員の過半数をもって改正することができる。

第11条【設立年月日】本会の設立年月日は平成30年4月1日とする。

(附則)この規約は平成30年5月1日から適用する。

この規約の記載内容について事実と相違ないことを証明します。
東京都千代田区□□町1丁目1番1号
ゆうちょ小学校PTA父母会
会長 田中一郎 印

団体名義の銀行口座は会費や部費の管理に便利

サークルや同窓会などそれなりの大人数が集まる任意団体だと、会費などのお金の管理が一番ややこしいんですよね。

お金に関するトラブルって信頼関係が壊れる原因にもなりやすいですし、任意団体の財務、会計って運営において本当に大切なことだな、って思います。

で、今回、実際にゆうちょ銀行で任意団体名義の銀行口座を開設してみたところ、会費の管理がかなり楽になり、明朗会計になってスッキリしました。

入金と出金のお金の出し入れも通帳に記入されて形に残るし、会計係が大きな現金を預からなくてよくなってストレスも軽減されました。

それと、今回口座を作ったときに、窓口で一緒に「ゆうちょダイレクト」の申し込みをしたので、インターネット上で口座管理ができるようになったのもかなり便利な点でした。

ゆうちょダイレクトの申し込み書は郵便局の窓口に置いてあるので、口座開設に行ったときに記入して印鑑を押せば手続き完了です。「ゆうちょダイレクトの申し込みもしたいのですが・・・」と郵便局の窓口で伝えればOKです。

ゆうちょダイレクトの利用料は無料です。会社とかの法人ならともかく、サークルや同窓会の任意団体なので手数料無料ってありがたいですよね。

まとめ

ということで、今回は「ゆうちょ銀行での任意団体名義の口座開設の方法」について、体験談を交えながらポイントをまとめてみました。

口座開設は、郵便局に手続きにいったその場で完了しました。通帳もその日、その場ですぎに作成してくれました。

キャッシュカードだけは簡易書留で後日郵送でした。

実際に口座開設の手続きをしてみた感想ですが、最初に感じていた「面倒くさそう」「ややこしそう」「時間がかかりそう」というイメージとは違い、案外簡単にサクサクッと手続きが終わった感じです。

団体規約もほぼ丸写しでしたしね。笑

ゆうちょ銀行以外のメガバンクでも任意団体名義の口座を開設できる銀行があるみたいですが、窓口やATMの数も圧倒的にゆうちょ銀行が多いですし、手続きも結構スムーズだったので、ゆうちょ銀行がおすすめです。

あと、本当か嘘かわかりませんが、ゆうちょ銀行での団体名義の口座開設も、徐々に審査が厳しくなってるとかいう噂もあります。振り込め詐欺とかの犯罪防止の対策とかも関係しているのかな。

口座開設を考えている任意団体の方は、早めに口座を作ることをおすすめしておきますね。

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