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精神神経科と心療内科、カウンセラーと何が違う?パニック障害は何科に行けばいい?

いざ専門医を受診しようと思っても、精神神経科や神経内科、心療内科など紛らわしい名前の科が多くあります。

それぞれの得意とする分野を知り、自分と相性の良い医師を捜しましょう。

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パニック障害を受診するとき、どんな病院、医師がいいの?

医師と患者には相性があるので、いろいろと考慮したいことがあります。

パニック障害で通院する場合、どんな医師がいいいのか、と不安に感じる人も多いようです。

①パニック障害について詳しく正しく診断してくれる医師
②心と身体の両面をトータルでみてくれる医師
③不必要に薬を出さず、薬の量や種類をこまめに調整してくれる医師
④治療方針をきちんと説明してくれる医師
⑤話しやすく信頼でき、また、患者の訴えをよく聞いてくれる医師
⑥行動療法やカウンセリングなど、薬物療法以外の治療も考慮できる医師

以上のような医師はパニック障害で受診するのに安心して通院できると思います。

パニック障害は精神神経科を受診すること

心の病を専門にするのは、精神神経科です。

心療内科や神経内科は名前は似ていますが、対象となる病気が違います。

精神神経科というと、抵抗を持つ人がいるかもしれませんが、以前に比べると気軽に訊ねやすい雰囲気の病院が多くなってきています。

大学病院や総合病院の外来に家族に連れ添ってもらって受診するとか、近くのメンタルクリニックなら行きやすいと思います。

ただ、精神神経科の医師なら誰でもいいというわけでもありません。

パニック障害は、まだ新しい概念の病気なので、できるだけパニック障害について詳しい医師にきちんと診断を受けることが大切です。

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心療内科

心療内科は、過呼吸症候群や気管支ぜんそく、摂食障害などの心身症を主に扱います。

病院によっては、パニック障害などの不安障害について詳しい医師もいます。

精神神経科

精神神経科は、パニック障害などの不安障害、統合失調症、気分障害などの心の病気を専門に治す科です。

「精神科」「神経科」とプレートに書かれている病院もあります。

神経内科

神経内科は、パーキンソン病やアルツハイマー病、脳梗塞など、脳の神経細胞が変性や脱落する病気を専門としています。

精神神経科と名前は似ているのですが、心の病気は対象外になります。

カウンセラー

カウンセリングによって患者本人も自覚していない心の問題に気づいてもらうことが目的です。

カウンセラーは病気の診断や薬の処方はできません。

病院やクリニックによっては常駐のカウンセラーがいるところもあります。

病院の探し方が分からないとき、どうすればいい?

病院やクリニックを探す方法は、いくつかあります。

まず、かかりつけ医がいるならば、かかりつけ医から精神科医を紹介してもらうといいでしょう。

企業の産業医や保健センターに、専門医がいる病院を問い合わせすることもできます。

相談できる人がいなければ、インターネットや電話帳でいくつか調べ、実際に電話をかけて応対の感じで選ぶのもひとつの方法です。

実際に足を運んで確認するとなお安心ですね。

病院選びのチェックポイント

・自宅から通院しやすいところにあるか
・地域での評判はいいか
・施設が明るく清潔か
・医師や看護師、職員が丁寧に質問に答えてくれるか
・必要に応じて、適切な医療機関を紹介してくれるか

◆この記事は、精神科医、赤坂診療所所長、渡辺登先生執筆・監修の「パニック障害(講談社)」の内容を元に、当サイト編集事務局の心理カウンセラーが記事編集をしています。

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