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パニック障害と関連が深い「不安障害」とは?不安と恐怖はどう違うのか?

日常生活の中で、不安を感じない人はいないと思います。

しかし、不安が耐えがたいほど大きくなった時は、心の病気を疑うのものです。

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不安障害には、パニック障害をはじめ、様々なものがあります。

「恐怖」と「不安」の違いについて

もともと恐怖や不安は、危険から身を守るための防御反応です。

恐怖や不安を感じるからこそ、注意深く対処することができ、また困難を乗り越えようという意欲もかき立てられます。

恐怖と不安の違いは、対象となる要因が外的なものか、内的なものかで分けられます。

恐怖とは、外的な要因のためにおこる感情、不安とは自分の内側からわき起こる感情です。

不安障害という心の病になると、恐怖に対して過敏になり、苦しいほどの不安を感じるようになります。

不安は不安を呼び、もともとパニック障害の人がほかの不安障害を併発することもめずらしくありません。

恐怖症の種類のついて

恐怖症は次の3つに分けられます。

特定恐怖とは?

高いところや嵐、病気、死、動物など特定の場所やものに対して、異常に恐怖心を持つものです。

社会恐怖とは?

人前に出るとあがってしまう「対人恐怖」などのように、人前や公の場で恥をかくことを恐怖に思い、避けるようになります。

広場恐怖とは?

パニック発作が起こったら人前で恥ずかしい思いをする場所、すぐに逃げられない場所、あるいは助けを求められない場所にいることに不安を感じるものです。

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不安障害とは?

不安障害には、いくつもの種類があります。パニック障害かどうか、パニック障害とほかの不安障害を併発しているかどうかをきちんと見極めることが大切です。

強迫性障害とは?

何度も手を洗わないと気がすまない、カギをかけたか何度も確認してしまう、といった、ある考えが頭から離れず、実行しないと不安になる状態です。

自分でも意味がないと分かっていても、なかなかやめることができません。

全般性不安障害とは?

全般性不安障害とは、ある特定のものに対する不安ではなく、漠然とした不安が6ヶ月以上続きます。日常の出来事に対して、イライラして落ち着かず、緊張しています。

肩こりやめまい、頭痛、動悸、息切れ、不眠などの身体症状を伴うこともあります。

パニック障害とは?

パニック障害とは、身体に異常がないのにも関わらず、心臓の動機が激しくなったり、呼吸が苦しくなったり、めまいを起こしたり、というパニック発作を起こし、また苦しい発作が起きるのではないかと強い不安を感じることです。

ストレス障害とは?急性ストレス障害(ASD)・心的外傷後ストレス障害(PTSD)

ストレス障害とは、大震災や交通事故、暴力、火災など、心身に大きなショックを受けたあとに、その出来事がよみがえり、起きた場所や人を避けようとします。

症状の持続期間が4週間までなら急性ストレス障害(Acute Stress Disorder/ASD)、それより長ければ外傷後ストレス障害(Post Traumatic Stress Disorder/PTSD)と呼びます。

◆この記事は、精神科医、赤坂診療所所長、渡辺登先生執筆・監修の「パニック障害(講談社)」の内容を元に、当サイト編集事務局の心理カウンセラーが記事編集をしています。

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