いつ本人に発達障害(アスペルガー)を告知する方がいい?何歳頃がいいの?
発達障害(アスペルガー)の子ども本人は、成長とともにまわりの人との違いに気づき、違和感を抱くようになります。
悩みが深くなるようであれば、早めに発達障害を本人に告知する方がいいでしょう。
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まわりとの違いに悩んでいる子どもが多い
多くの場合、小学校高学年くらいになると、本人が発達障害(アスペルガー症候群)の存在に気づき始めます。
友達との会話にすれ違いが生じたり、自分だけスポーツが極端に苦手だったりして、何かおかしいと思う場面が多いようです。
ですが、大きなトラブルが起きない限り、本人は周囲にそれをくわしく伝えようとはしません。
努力しても周囲から遅れ、原因も分からないのでは、人生自体が嫌になってしまいます。
そのような事態をまねく前に、子どもに障害のことを伝えましょう。
そのためにも、保護者が発達障害(アスペルガー症候群や自閉症)ときちんと向き合うことが必要なのです。
アスペルガー症候群の告知は何歳頃がいいのか?
保育園や幼稚園などの幼児期までは、特性はあまり目立ちません。
小学校に入学し、低位学年から高学年へと成長するにつれて言葉が達者になり、コミュニケーションが高度になるにつれて、周囲との違いがあらわれはじめます。
【誕生〜乳児期】
生まれてから数年は、特に問題なく成長する場合が多い。
おとなしく、育てやすい子となる
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・告知する必要はない
【幼児期】
3〜4歳になると、マイペースが目立ち始める。
迷子になったり、いいつけを拒んだりする。
買い物中に親からはなれ、ひとりで歩き回ってしまう。
・告知する必要はない
【学童期】
会話や学習面に問題が起き始めるようになり、他の子どもとの違いを意識し始める。
小学校に通い始めてから悩みが深まり、告知の必要性が出る場合が多い
・悩みに応じて告知を考える
【青年期】
受験勉強や仕事、人間関係がうまくいかず、ストレスを感じやすい。
青年期に入り、仕事を始めてから違和感を抱く人もいる。
告知を受けることで自覚がでてきて失敗が減る。
・告知した方がいい
欠点ではなく長所で伝える
本人が自分の問題と受け止められる年齢になったときが、発達障害のことを告知し、家族で真剣に話し合うタイミングといえます。
アスペルガー症候群であることを告げるときに大事なのは、子どもの特徴を否定しないことです。
得意なことや優れている点から話し、アスペルガー症候群の特性を肯定的に伝えます。
そのあとで、欠点や苦手なことの話をする方がいいでしょう。
また、必要に応じて、専門家の協力も得るようにしましょう。
家族ができること、特性を正しく伝えて本人を悩みから救う
家族は子どもに対して、発達障害についての正しい知識を伝えましょう。
「直る」「家族の努力でどうにかする」など、必要以上に期待を抱かせる伝え方はさけます。
都合の良いことだけを伝えるのではなく、悪いことではないとハッキリ告げる、正しく伝えることが大切です。
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