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うつ病の診断書の内容、貰い方、デメリットについて

うつ病などの病気のために職場を休職したり、学校を休むとき、診断書の提出が求められる場合があります。

診断書のもらい方は、診察時に医師に直接「診断書が欲しい」と伝えれば大丈夫です。

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その際は、医師に診断書が必要な理由とその提出先も話しておいた方がいいでしょう。

診断書が必要な理由、診断書の提出先によっては、診断書の記載内容に医師は多少の工夫をしなければならない場合もあるからです。

診断書には病名を記載する欄がありますが、病名を「うつ病」と書くことはあまりありません。

うつ病の診断書のデメリットとは?

残念ながら、日本においては、うつ病などのこころの病気についてはまだまだ正しく理解されていない、というのが現状です。

診断書に記載された「うつ病」という病名だけが一人歩きをしてしまい、会社など職場や学校などで、周りから偏見や誤解を受けてしまうケースが多くみられます。

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会社や学校に提出する診断書の内容について、正直に「うつ病」と記載することは、場合によっては本人にデメリットをなるケースも少なくありません。

復職や復学後に、余計な気遣いをしないですむように、また、本人にとってデメリットや悪影響がないように、診断書の内容については、患者さんと相談し、どの病名なら不都合がないかを話し合った上で記入することが多いようです。

診断書に記入する「うつ病」の病名

診断書が必要な理由、提出先によって、本人が不都合とならない病名、デメリットとならないように医師が記入することがあります。

【診断書の病名例】
・うつ状態、あるいは抑うつ状態
・抑うつ反応、あるいは反応性抑うつ
・心因反応
・自律神経失調症
・神経衰弱
・ストレス状態、あるいは不安状態

診断書が必要な理由や、どこに診断書を提出するのか、など、診断書の目的も担当医師に伝えて、内容についても相談するといいでしょう。

◆この記事は、赤坂診療所所長、精神保健指定医、渡辺登先生執筆・監修の「これでわかるうつのすべて(成美堂出版)」の内容を元に、当サイト編集事務局の心理カウンセラーが記事編集をしています。

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