腸の活動と自律神経失調症|下痢の対策方法とツボ

緊張のあまりにお腹の調子が悪くなって下痢になってしまう、という体験がある人も多いと思います。

これは緊張というストレスが原因となって自律神経のバランスがくずれて起こる症状で、自律神経失調症の可能性が考えられます。

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腸の活動と自律神経失調症の関係について

人間の腸の運動、活動は自律神経によってコントロールされています。

腸の活動が過剰に高まりすぎてしまうと下痢を引き起こしてしまうのです。

過剰な精神的ストレスや緊張が原因となっておこる「過敏性腸症候群」は、自律神経のバランスが乱れて慢性的に下痢や便秘を繰り返す病気です。

自律神経のうち、交感神経は腸の運動を抑制し、副交感神経は腸の働きを活発にします。

過敏性腸症候群では、心理的ストレスなどでこのバランスが崩れてしまい、副交感神経が極度に緊張し、腸活動が高まっているにもかかわらず、交感神経による抑制が追いつかなくなってしまい、下痢が起こってしまうのです。

下痢に効果のあるツボ「下痢点(げりてん)」

おなかの急降下を一気に上昇させる効果がるツボが「下痢点(げりてん)」です。

下痢点のツボは、手の甲の中心から少しだけ薬指よりの位置にあります。

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下痢の時には下痢点のツボを押すと強い痛みがあるので、痛むツボの位置を人差し指や中指で強く指圧してみましょう。

冷えからくる下痢には足三里と魚際のツボが効果あり

冷えからくる下痢には、足三里(あしさんり)のツボを、食べ過ぎのときは魚際(ぎょさい)のツボを刺激すると効果があります。

足三里のツボはすねの外側、ひざから指3本分下の位置に、魚際のツボは手のひらの親指側のふくらみで、手のひらと手の甲のちょうど境目のちょうど骨にさわるところです。

足三里と魚際のツボを親指やペンの柄で強めに押して指圧してみましょう。

下痢には消化の良い雑炊やおかゆにニラと大根をプラス

下痢の時の食事は、消化の良い雑炊やおかゆがオススメです。

また、そこにおなかの働きを整える作用があるニラや大根を加えるとさらに効果的です。

リンゴも効果的な食べ物ですが、食べ過ぎると腸にガスがたまりやすくなるので注意しましょう。

また、下痢の時は、食物繊維をできるだけ控えるように気をつけましょう。

ストレスからくる下痢には足湯(フットバス)がオススメ

ストレスからくる下痢には、足湯(フットバス)がオススメです。

足をあたためるとおなかの血液循環が良くなります。

また、血流が良くなると、血液循環は脳にも伝わるので気分もスッキリしてきますよ。

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