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自己愛性人格障害の特徴と症状まとめ、職場や夫婦間でも問題に

自己愛性人格障害(自己愛性パーソナリティ障害)の人は、職場の人間関係や家庭での夫婦関係など、いつも人と問題を起こしてしまいます。

本人は不満でいっぱいなのですが、まわりの人も相当なストレスを感じていて「うざい」「性格悪い」「疲れる」と思っている人も多いようです。

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今回は、自己愛性人格障害(自己愛性パーソナリティ障害)の特徴と症状についてまとめてみました。

自己愛性人格障害の特徴と症状は?

良好な人間関係を築くためには、お互いに相手の気持ちを理解し、思いやりをもって接することが大切ですし、基本的なことです。

ですが、自己愛性人格障害(自己愛性パーソナリティ障害)の人は、自分のことばかりで相手の気持ちを考えない、という特徴があります。

その結果、職場や家庭での人間関係で問題を起こすことが多くなりやすいのも特徴的です。

しかも、なぜ人間関係がうまくいかないのか、自分が悪いとは考えていないので、本人は理由がわからないことも多いのです。

自己愛性人格障害の特徴と症状まとめ

・傲慢
・自己中心的
・人の気持ちを考えない
・思いやりがない
・すぐに怒る
・攻撃的
・バカにされた、と被害妄想を抱きやすい
・平気で人を利用する
・ナルシスト
・自分が一番
・人を疑いやすい
・自分に都合の悪い事実は無視する
・注目や賞賛を過剰に求める

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職場でも多い自己愛性人格障害の問題

最近、職場での自己愛性人格障害(パーソナリティ障害)の人が問題になっている、と注目されてきています。

上司にはうまく取り入ってそれなりに出世している人もいて、自分の部下を自分の出世のために利用したり、平気で嘘をついたり、というケースも少なくないようです。

自己愛性人格障害の上司は、部下の気持ちや事情を全く考えず、自分の手柄や出世、評価のことしか頭にないので、部下をこき使い、うつ病に追い込んでしまう、という例もみられます。

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夫婦間での自己愛性人格障害の問題も

職場だけでなく、家庭での夫婦間の人間関係においても、自己愛性人格障害の人は問題を起こしがちです。

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「夫婦なのだから、自分の気持ちを満足させるようにして当然」と妻の気持ちを考えずに、自分のやり方や考え方を一方的に押しつける自己愛性人格障害の夫もいるようです。

自分だけが大切で、妻に対して思いやりがないので、夫婦関係が崩壊し、愛想をつかされて離婚するケースも増加しています。

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ひきこもりやリストカットにつながることも

また、自己愛性人格障害の人が生み出す問題は、自分自身に向かう例もあり、ひきこもりやリストカットに発展することもあります。

特徴や症状が相手に対してではなく、自分に対してあらわれるケースです。

特徴のあらわれ方はちがっても、どれも同じように強すぎる自己愛が原因です。

社会的引きこもり

人間関係がうまく築けず、人との関わりを断とうとして社会生活が制限され、ひきこもり状態になってしまう。

リストカットや自傷行為

自分の手首や身体を傷つける行為を繰り返してしまう。自己愛性人格障害のなかでも、境界性人格障害に近いタイプといえる。

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まとめ

自己愛性人格障害(自己愛性パーソナリティ障害)は、最近になって一般的にも徐々に知られるようになってきていますが、まだまだ認知度は低い方です。

ですので、自己愛性人格障害とは本人もまわりも気づいていないケースも多いようです。

あなたのまわりの人のなかにも、もしかしたら自己愛性人格障害の特徴や症状を持っている人がいてもおかしくないかもしれませんね。

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