歌会と歌合の意味とは?違いは?【百人一首の豆知識と雑学②】

百人一首に選ばれた歌の中には、歌会や歌合の場で詠まれた歌が数多く入っていますね。

歌会と歌合、どちらもよく似ている言葉ですが、実は意味が違うんですね。

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そこで今回は、歌会と歌合についてポイントをまとめてみたいと思います。

歌会(うたかい)の意味とは?

歌会(うたかい)とは、大勢の歌人が参加して歌を読む会のことです。

花見や舟遊びの会などの中で、余興のように歌会が行われることもあったし、歌を詠むこと自体を目的として開かれる歌会もありました。

百人一首の第85番歌の詠み手である俊恵法師のように、定期的に歌会を開催している人もいました。

平安時代では、今の時代とは違って、日常生活の中でも歌はとても重要なものでした。

歌を詠む力、味わう力は、当時の貴族の教養としても大切だったのです。

歌会は、風流な会であるとともに、歌を詠む実践の場にもなっていたのです。

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歌合(うたあわせ)の意味とは?

歌合(うたあわせ)とは、二つの歌のどちらが優れた歌か、競い合って勝敗を決めていく、歌の競技会のようなもので、平安時代に流行していました。

多くの歌人が左右に分かれて、ひとり一首ずつ歌を出す。歌はその場で詠むのではなく、事前に決められたお題で歌を作っておきます。

当日、歌合の場で、声に出して歌を詠む人を「講師(こうじ)」といいます。講師は左右にひとりずついます。

どちらの歌がすぐれた歌かを判定する人を「判者(はんじゃ)」といいます。審判のような立ち位置ですね。

その判者でも、どちらの歌がすぐれているか、勝敗を決めることができず、引き分けになることもありました。

歌合は、平安時代を象徴するかのような、雅で風流な会でした。宮中でおこなわれる歌合は、政治的な側面もあったようです。

平安時代は、何事においても縁起の良い悪いを気にした時代でした。位においても、右大臣よりも左大臣が高いように、歌合でも、左側が負けるのは不吉なこととされました。

そのため、左が勝つように、実力のある歌人を左側に多く入れる、ということもありました。

歌会と歌合の違いは?

このように、歌会と歌合はよく似た言葉ですが、その意味は違いがあります。

歌会は、その字の通り「歌を詠む会」であるのに対して、歌合は、歌の競技会や試合のような場だったんですね。

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