心理のプロがやっているメンタルケアの3つの方法とは?

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心理のプロがやっているメンタルケアの3つの方法とは?

心理カウンセラーやプロコーチ、心理セラピストは、どんなメンタルケアの方法をとっているのでしょうか?

今回は、その代表的な3つの次元のアプローチについてお伝えしていきます。

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メンタルケアの3つのアプローチとは?

何か問題がおこったとき、その問題の背景ではさまざまな要素が関係して、からみあって、そして、はじめて目にみえるかたちの問題としてあらわれている、というケースがほとんどです。

その様々な要素とは、

  • 生理的要素
  • 身体的要素
  • 行動的要素
  • 心理的要素
  • 対人関係的要素
  • 社会的要素

などがあります。

そして、そのいろいろな要素が関係している「問題」を解決するのに、どんなアプローチを心理のプロはとっているのでしょうか。

メンタルケアのアプローチについて大きく分けてみると、

  • 心理的次元へのアプローチ
  • 行動的次元へのアプローチ
  • 社会的次元へのアプローチ

の3つのアプローチがあります。

心理的次元へのアプローチとは?

心理的次元へのアプローチとは、つまり「心」への働きかけになります。

具体的にどんな方法かというと、一番オーソドックスなのが「心理カウンセリング」になります。

心理カウンセリングは、傾聴・共感を中心とした、カール・ロジャーズ博士が提唱した世界スタンダードな心理カウンセリングです。クライアント中心療法、来談者中心療法といわれることもあります。

心に寄り添い=共感、相手を受け入れる=受容、という傾聴を主とした心理カウンセリングによって、クライアント自身がが心の中に押し込めていた負の感情に気づき、それを解放し、カタルシスをおこしていく、というようなメンタルケアになります。

心理的次元へのアプローチでは、「傾聴」、耳と心を傾け相手の話を聴く、ということが大切になります。

行動的次元へのアプローチとは?

行動的次元へのアプローチは、行動療法などがアプローチ手法としてあげられます。

行動療法とは、「行動」にフォーカスして、その行動をどのように変えていくか、ということを主な目的としてすすめていく手法です。

この場合の「行動」とは、クライアント自身の「問題行動」ということになりますね。

行動療法はうつの治療にもよく使われています。

自分自身の行動を認知し(気づく、意識化する)、その行動を違う望ましい行動に変化させていく、というアプローチ方法になります。

つい最近、喜多の知人から「ダイエットに成功した!」と連絡がありました。

どんな方法でダイエットが成功したのか興味があったので聞いてみたところ、「スマホのアプリ」を活用した、と教えてくれました。

その「スマホのアプリ」ですが、どんなアプリかというと「毎日、自分が食べた食事の内容を入力すると、カロリーを自動計算してくれる」という内容だそうです。

つまり、

自分が食べたものをリストにする

一日にどれくらいのカロリーを摂取しているかを知る

うわ!そんなにカロリーとってないと思ってたけど、実は結構カロリーとってるわ、と気づく

食べる量、食べる食事の内容を変化させる

その結果、身体が引き締まっていく

という流れですね。

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この方法は、行動療法がベースになっている、と思ってもらっていいと思います。「問題行動を知り、それを変化させる」という流れですね。

社会的次元へのアプローチとは?

社会的次元へのアプローチとは、先程お伝えした「相手の心にフォーカスした心理カウンセリング」や「問題行動にフォーカスした行動療法」などのアプローチとは少し性質が異なります。

どのように異なるかというと、心理的アプローチと行動的アプローチの2つは、クライアント自身に対して働きかける方法ですが、社会的アプローチは、クライアント自身だけでなく、クライアントを含む社会的なシステムにも働きかけるアプローチになります。

もう少し詳しくお伝えしますね。

家族療法とは?

社会的次元へのアプローチの代表的なものに、家族療法があげられます。

家族療法とは、クライアントだけにフォーカスするのではなく、クライアントを取り巻く社会的システムにフォーカスしていく方法です。

この社会的システムとは、多くの場合は「家族関係」になります。

子どもであれ、大人であれ、家族との関係性はその人の人間性をつくりあげるプロセスにとても大きな影響を与えてきたシステムであり、今後も大きな影響を与えあうシステムです。

その「家族関係」にフォーカスし、問題解決をサポートしていく手法になります。

ある不登校の男の子を例にあげてみましょう。

心理カウンセリングであれば、その不登校になった男の子の「心の内」に働きかけていくことが主なアプローチになるでしょう。具体的には「どんなことを思っているのか」「何を感じているのか」ということについて傾聴していくことが多いです。

行動療法的アプローチであれば、その男の子の「不登校=学校に行かない」という行動にフォーカスし、どうやったらその「問題行動」を変えることができるか、「学校に行く」という行動に変化させることができるか、という方向性で関わることでしょう。

では、家族療法ではどんなアプローチが考えるのでしょうか。

この場合、家族療法的なアプローチとしては、「不登校の男の子」だけでなく、その家族、お父さん、お母さん、お兄ちゃん、妹、とそれぞれの家族関係について関わっていきます。

イメージとしては、家族=大きな五角形、を想像してみてください。

で、その男の子は家族のそれぞれの関係性のバランスを保つために「ある立ち位置」に無意識にポジションをとる、わけですね。

で、たまたまポジションをとった立ち位置が「不登校」という立ち位置だった、ということになります。

家族関係的には、不登校の男の子だけでなく、お父さんやお母さん、お兄ちゃん、妹を含む、家族をひとつの組織=システムととらえてアプローチしていきます。

そうすると、例えば、お母さんとお兄ちゃんとの関係性、つまり「立ち位置」が変わると、家族相互間のバランスが変化するので、そのバランスと保とうとして「不登校の男の子」の立ち位置も自然と変わっていきます。

そして、不登校という立ち位置から動いていく、というイメージだと思ってください。

詳しくはまた今度お伝えしますが、今回は何となくのイメージだけでもつかんでもらえればいいと思います。おそらく、喜多はこの家族療法的アプローチのウエイトが高い、と思います。

心理的・行動的は「クライアント個人」にフォーカスするのに対して、家族療法的アプローチは「全体のシステム」にフォーカスしていく、という感じですね。

まとめ

メンタルケアは大きく3つに分けられる。

1)心へのアプローチ
2)行動へのアプローチ
3)全体システムへのアプローチ

実際に、どういった方向性でアプローチしていくかは、相談者=クライアントにとってより効果的なアプローチを選択していく、ということになります。

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