LD=学習障害とは?日本国内における定義について

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AD/HDやアスペルガー症候群と合わせて、近年、教育現場などでも耳にする機会が増えてきているのが「LD / 学習障害」です。

今日は、具体的にLD/学習障害ってどんなの?という疑問についてお伝えしたいと思います。

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日本においてのLD=学習障害の定義は?

日本の国内において、学習障害=LDはどのように定義されているのか、について一緒にみてみましょう。

実は、1999年に文部科学省が「日本でのLD=学習障害の定義」を次のように公表しています。

「学習障害とは、基本的に全般的な知的発達に遅れはないが、聞く、話す、読む、書く、計算するまたは推論する能力のうち特定のものの習得と使用に著しい困難を示す様々な状態を指すものである。学習障害とは、その原因として、中枢神経系に何らかの機能障害があると推定されるが、視覚障害、聴覚障害、知的障害、情緒障害などの障害や、環境的な要因が直接の原因となるものではない。」文部科学省 1999

この学習障害=LDの定義は、文部科学省のwebサイトからコピペしてきたものです。まったく同じ内容が文部科学省のホームページにも掲載されているので、時間があるときにでものぞいてみてください。

で、「学習障害とは・・・」と読んでみて分かりましたか?

なんと言えばいいのでしょうか。お役所の文章という感じなのか、一度読んだだけではちょっと分かりにくい印象がありますね。

どういう内容のことが書かれているのか、ゆっくりみていきましょう。

学習障害(LD)は知的障害ではない

まずは前半部分からみてみましょう。

学習障害とは、基本的に全般的な知的発達に遅れはないが、聞く、話す、読む、書く、計算するまたは推論する能力のうち特定のものの習得と使用に著しい困難を示す様々な状態を指すものである。

最初の「全般的に知的発達に遅れはないが」の部分を分かりやすく言うと、「学習障害は知的障害ではない」という意味になります。

その後に続く「聞く、話す、読む、書く、計算するまたは推論する能力のうち特定のものの習得と使用に著しい困難を示す様々な状態を指すものである」の部分は、

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  • 聞く
  • 話す
  • 読む
  • 書く
  • 計算する
  • 推論する

このうちのどれかの能力がなかなか身に付かない、うまく使えない、という感じですね。

LD=学習障害の原因は脳にある!?

後半部分は学習障害(LD)の原因について書いてますね。

学習障害とは、その原因として、中枢神経系に何らかの機能障害があると推定されるが、視覚障害、聴覚障害、知的障害、情緒障害などの障害や、環境的な要因が直接の原因となるものではない。

この「中枢神経」とは「脳」を意味するものと捉えて大丈夫です。なので、もう少しくだいた言葉にすると「どうやら脳の機能に問題がありそう」となります。

その後に続く文章は、

  • 視覚障害
  • 聴覚障害
  • 知的障害
  • 情緒障害
  • 環境的な要因が直接の原因となるもの

などの障害とはちょっと位置づけが違う、という内容になります。LD=学習障害は少し特殊なところがある、といったイメージですね。

LD=学習障害の原因は、実は分かっていない!?

この文部科学省が公表していLD=学習障害の定義の中で、一番のポイントはちょうど真ん中あたりの「推定する」という言葉だと思います。

「その原因として、中枢神経系に何らかの機能障害があると推定される」という部分を少々乱暴な言い方にすると・・・

原因は多分、脳に何かの機能障害があると思うんだけど、正直まだよく分からない」

ということです。

実は、LD=学習障害の原因は今現在も研究中です。脳に何かの機能障害があると予想されていますが、「これだ!」という原因はまだ解明されていません。

この原因を解明するのは、ある意味学者さんや研究者さんの役割なので私たちが口出しするようなことではありません。

しかし、まだ原因がハッキリ分からないとはいえ、実際にそういった特徴を持っている人、困っている人は現実にいるのです。私たち心理カウンセラーや心理療法士は、そういったLD=学習障害の特徴を持っている人たちやその周りの人たちのサポート、ケアをしていくことにあります。

まとめ

LD=学習障害は知的障害ではない
原因は脳の機能障害と思われるが、まだハッキリとは分かっていない

LD=学習障害によって、毎日が生きにくくなっている人たちが、もっと楽しい日々を過ごせるように、より良い人生を送れるようになることを願ってますね。

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