LD(学習障害)はどこに相談すればいい?

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LD(学習障害)はどこに相談すればいい?

最近、幼稚園や保育園から、小学校や中学校まで、子供と接する機会が多い場所で注目度があがっていることのひとつにLD(学習障害)があります。

子供がLD(学習障害)かもしれない、と感じたとき、いったいどこに相談すればいいのでしょうか。

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学校がLD(学習障害)の子供の支援窓口

うちの子がLD(学習障害)かもしれない、と思ったときや、LD(学習障害)じゃないの?と周りの人に言われたりしたとき、まずは学校の先生に相談することがよいでしょう。

LD(学習障害)の子供のサポートや支援や対応、対策については、まずは学校が支援の一番の窓口となります。

子供のLD(学習障害)の相談については、それぞれの学校が独自に対応し、各相談先への窓口となっていることが多いのです。

まだ小学校に入学していないのに学校に相談していいの?と思われるかもしれませんが、入学前の幼稚園児などでも、将来に入学予定の小学校に相談してみてください。

学校

通常学級内で対応したり、進級による指導をおこないます。

学校を通して得られる援助は多いです。

詳しい検査や専門家への相談も、学校が窓口になります。

特別支援学級

障害がある子供などに対して、経験のある先生が巡回指導に当たったり、ノウハウを提供します。

専門家による援助

子供の特性にあった指導の仕方などをアドバイスします。

専門家の助言や検査をもとに、子供の特性に応じた指導を受けるなど、学校を通じて多くのサービスが受けられます。

小学校入学前の相談機関・支援機関

小学校に入学する前の幼稚園や保育園に通っている3〜5歳くらいの子供の場合、LD(学習障害)かもしれないと感じたとき、まずは将来入学する予定の地域の小学校に相談するのがいいでしょう。

また、他のLD(学習障害)の相談先、支援先の機関としては、児童相談所や教育センター、相談センターを併設している大学などもあります。

2007年度から開始された特別支援教育では、学校が相談に応じ、専門家への窓口をなるしくみが始まっています。

入学前の子供については、以前は地域の教育センターや児童相談所で相談するのが一般的でしたが、今は入学前でも、入学予定の小学校で相談できるようになっています。

保育園や幼稚園

幼い子供が通う保育園や幼稚園においても、施設によっては、地域の小学校とネットワークを持っていることが多いです。

その場合、幼稚園や保育園から小学校の就学担当の先生に紹介されるケースもあります。

地域の児童相談所や教育センター

最近は、公的機関の教育センターや相談所で、LD(学習障害)についての検査が受けられるところも増えてきています。

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また、LD(学習障害)の治療や指導のための専門部門が併設されている施設も増えてきているようです。

小学校入学後の相談先・支援先

LD(学習障害)については、小学校に行き始めてから気づくケースが多いといえます。

幼稚園や保育園のときは、まだLD(学習障害)の特徴や兆候が気づきにくい点もあり、小学校に通い勉強するようになってからはじめて「あれ、なんかおかしいかも?」と感じるケースが多いようです。

親が「うちの子供、LD(学習障害)かも?」と感じる場合もあれば、学校の先生が気づき、親に報告するという場合もあります。

中にはドクターショッピング(複数の医師を転々とすること)をする親もいますが、LDの基本は教育です。

身近な学校に相談するのが望ましいといえます。

学校の担任の先生に相談する

学校や家庭での子供の普段の様子、学習状況について、担任の先生とよく話し合ってLD(学習障害)について共通の理解を持てるようにします。

また、場合によっては、専門家チームに相談や照会するかどうかも検討することがあります。

最近では、学校から「LDかもしれない」という連絡を親が受けるケースも増えてきています。

校内委員会や特別支援教育コーディネーターに相談する

学校内で、支援を必要とするLD(学習障害)の子供と指導に当たる先生をバックアップします。

また、専門家に判断を依頼するかどうかも検討します。

専門家チーム、専門委員会、教育委員会に相談する

専門委員会は、各地域の教育委員会に設置されている組織です。

校内委員会から報告のあったLD(学習障害)の子供について、どのような支援や援助が必要か、具体的な指導に関する助言を行います。

専門家チームや専門委員会と呼んだり、組織の編成は地域によって多少の違いがあります。

特別支援教育と特殊教育の違い

2007年4月から、それまでの特殊教育を引き継いで特別支援教育が始まりました。

名称や呼び方が変わっただけでなく、LD(学習障害)などの子供たちを支える理念も大きく変わっています。

かつての特殊教育は、障害の名前によって対象となる子供を分けて様々なサポートを行っていました。

2007年度から日本全国で実施された特別支援教育は「子供たちが何を必要としているか」によって支援を提供する方針になっています。

子供の障害の種別によらず、それぞれの状況にあわせた多彩な支援が可能になりました。

特別支援教育は、教育上、特別なニーズがあるすべての子供を対象にしています。

障害の程度、種類にかかわらず、これまでの制度ではすくいとれていなかったLDなどの軽度の発達障害も含めて支援を行う仕組みです。

もちろん障害の程度が重い子供も支援の対象になります。

障害の種類にとらわれず、子供の特性にあわせて適切な支援プランを立てれば、障害は個性にかえることもできます。

その点で、特別支援教育は、子供一人一人の個性を活かすしくみなのです。

◆この記事は、教育心理学者、東京学芸大学名誉教授である上野一彦先生執筆・監修の「LD(学習障害)のすべてがわかる本(講談社)」の内容を元に、当サイト編集事務局の心理カウンセラーが記事編集をしています。

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