LD(学習障害)の社交性、クラスメイトや友達づきあいについて

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LD(学習障害)の社交性、クラスメイトや友達づきあいについて

学校でのクラスメイトや友達づきあいの問題、つまり、人間関係や対人関係を含む社会性のトラブルは、LD(学習障害)の定義には含まれません。

しかし、勉強・学力のつまずきから子供の気持ちが不安定になったり、周りの子供との関係において社会性を学ぶのに時間がかかるなど、LD(学習障害)において二次的に起こってくる問題のひとつといえます。

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学校は子供同士で社会性を学ぶ場でもある

子供の間でも、遊びの場のマナー、ルールは意外と多いものです。

小学生になってクラスメイトや友達との遊びは、ルールや順番を決めるなど、周りの人と議論する最初の場です。

子供たちの遊びの場で、じつに多様な社会的活動が行われているのです。

【話し合う】
いやなことがあったり問題を生じたとき、話し合って解決しようとします。

【共感する】
楽しいこと、同じことをいっしょにすると連帯感、共感が生まれます。

【ルールを決める、守る】
ルールを公平に決めないとケンカのもとになるとか、守らないといやな思いをするなどを通じてルールを守る姿勢を身につけます。

【自分の考えを相手に伝える、納得させる】
意見があるときや、人の意見に疑問を感じたときなどに、自分の考えを伝え、相手を納得させたり妥協点を探したりします。

LD(学習障害)の社交性の問題

小学校や中学校などの学校生活で、LD(学習障害)の社会性の問題は、子供同士の友達づきあいの場面でよく見られます。

人間関係のトラブルが多いだけでなく、マイペースで友達が少ないことも、LD(学習障害)の子供の社会性を育てる点からはあまり望ましいことではありません。

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【乱暴でケンカっ早い】
特にLDとADHDとを併発・合併している子供に多く、我慢がきかないために、ほかの子供とケンカになったりします。

【適切な言葉づかいができない】
本人に悪気はなくても、人のいやがることを言ってしまったり、乱暴な言葉づかいをしたりします。

【あまり他人とかかわらない】

【極端にマイペース】
自分に興味のあることに熱心で、人との関わりをあまり求めない子供も見られます。
社会性を育てるチャンスを逃してしまいます。

LD(学習障害)から不登校になることも

友達づきあいでトラブルが続くと友達ができにくくなり、LD(学習障害)の子供は友達ができなくて人づきあいがうまくまとまらない、という悪循環が生じます。

なかなか友達ができないことをLD(学習障害)の子供本人が悩んでいると、学校に行きたくなくなるなど、不登校などの二次的な問題を招くおそれがあります。

まわりの人といい人間関係をつくる、社会性を身につけるもの学習のひとつです。

人づきあいのマナーやルールは、学校だけでなく、社会で生きていくうえで欠かせない技術でソーシャルスキルとも呼ばれます。

LD(学習障害)やADHD(注意欠陥/多動性障害)、高機能自閉症などの発達障害では、多くの子供がソーシャルスキルの発達に困難を伴います。

LD(学習障害)の場合、ソーシャルスキルを学ぶのが遅かったり、あるいは勉強のつまずきから周囲に反抗的な態度になったりと、ソーシャルスキルが未成熟なケースがよく見られます。

社会性は、人と人との関係の中で育ちます。

おとなしい性格であまり目立たないLDの子供や、言葉の発達が遅くしゃべらない子供では、人とぶつかる経験があまりありません。

そのために、社会性を身につける機会を失ってしまう場合もあるので注意が必要です。

◆この記事は、教育心理学者、東京学芸大学名誉教授である上野一彦先生執筆・監修の「LD(学習障害)のすべてがわかる本(講談社)」の内容を元に、当サイト編集事務局の心理カウンセラーが記事編集をしています。

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