話すこと、聞くことが苦手なLD(学習障害)のタイプ

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話すこと、聞くことが苦手なLD(学習障害)のタイプ

LD(学習障害)の言葉の問題には、聞きとりや話す力のかたよりだけではなく、会話を進める力、いわば相手の表情や言外の含みを読みとるコミュニケーション能力も含まれます。

私たちは幼い頃、周囲の人が話す言葉を聞いて、ものと名前の関係を覚え、話す力を養っていきます。

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LD(学習障害)の中でも言葉に関する問題は、聞きとり(インプット)が苦手なタイプと、話すこと(アウトプット)がうまくできないタイプに分けられます。

話すことや聞くことが苦手なLD(学習障害)3つのタイプ(種類)

①聞きとるのが苦手

話を聞くときに、集中力が続かなかったり、注意がそれやすいと、なかなか頭に入りません。

②記憶や筋道を立てるのが苦手

聞いたことをすぐ忘れてしまう、聞き直しが多い子供では、相手の話したことをとっさに頭にとどめておけない、理解しきれていないなどの原因が考えられます。
また、自分の考えを整理するのに時間がかかると、話すまでに時間がかかったり、あせって上手に話せなくなったりします。

③話すのが苦手

スムーズに話せなかったり、あれ、それなどの指示語を多用したりします。
言葉は理解できていても、話をまとめる力にかたよりがある、正しく発音できないなど、さまざまな原因が考えられます。

対応は原因を見極めることが大切

たとえば、「人の話をきちんと聞かない」場合に、集中力に問題がある、一度にたくさんのことを言われると混乱してしまう、覚えておくのが苦手など、いろいろな原因が考えられます。

また、話すのが苦手な子供は、理解が不十分なのか、それとも理解はできてもうまく話せないのかなどを見極め、それぞれの特徴に合わせて対処しなければなりません。

言葉を理解し、話す力があっても、相手の表情や言外の含みを読むなどの「コミュニケーション」の力がないと、言葉を使いこなしているとは言えません。

コミュニケーションに問題がある場合には、言葉の問題としてみえにくく、本人の不便さが周囲にわかりにくい場合があります。

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コミュニケーションが苦手なLD(学習障害)もある

言葉そのものを使う力に問題はないものの、自分の考えを伝える、会話するなどのコミュニケーションが苦手で、さまざまなあつれきが起こる場合も、広い意味でLD(学習障害)の言葉のトラブルに含まれます。

相手の返事にあまり注意を払わない

相手が返事をしたり、意見を言っても、それを会話の流れには反映させようとしません。

雰囲気や表情を読めない

その場の雰囲気や、相手の表情を察して会話をうまくコントロールできません。

反語、からかい、しゃれがわかりにくい

相手のニュアンスや、言外の含みを読みとるのが苦手で、言葉を額面通りにしか受けとりません。

話題が飛ぶ

話の内容がコロコロ変わる。急に話題が飛ぶ。

話したいことしか話さない

話している内容には間違いはないものの、その話題に相手が関心があるか、楽しんでいるかには、無頓着です

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◆この記事は、教育心理学者、東京学芸大学名誉教授である上野一彦先生執筆・監修の「LD(学習障害)のすべてがわかる本(講談社)」の内容を元に、当サイト編集事務局の心理カウンセラーが記事編集をしています。

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