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環境の変化は、ADHDの対応として効果がある?

ADHDの症状の重さは、人間関係や生活環境から影響を受けています。

周囲にADHDの状態を悪化させる要素がないか、見直しましょう。

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悪い面を助長させる習慣があったら直す

ADHDの子どもにとってよくない生活習慣とは、過保護な環境や、視覚以外の情報が少ない環境での生活です。

長時間テレビの前で過ごし、人と話したり、遊んだりすることがなく、身のまわりのことも保護者がやってくれるような生活は、改善しましょう。

反対に、身体を動かし、人とよく会話をし、五感を刺激する生活は、脳機能の成熟をうながします。

たとえば、違う動きを同時に行うような協調運動が上手になった子は、注意力が上がり、感情をコントロールできるようになる場合もあることが知られています。

子どもが自分でできることを増やしていく

発達障害とは、文字通り、子どもの発達に関する障害です。

子どもがすこやかに成長できる環境をととのえれば、発達障害は少しずつ軽減していきます。

子どもが自信をつけられるような環境をつくりましょう。

【増やすこと】

・会話
・文字を読む
・家事を手伝う
・運動時間
・友達づきあい など

【減らすこと】

・テレビを見すぎる
・パソコンを使いすぎる
・世話の焼き過ぎ
・危険な道具、家具
・注意を引くもの など

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ADHDが虐待に結びつく?

ADHDの子どもは、一般的な生活習慣をすぐには受け入れることができません。

静かにしなければならない状況で走り回ったり、騒いだりしてしまいます。

保護者が発達障害について知らない場合、子どものそうした姿は、聞き分けのないふるまいにみえるかもしれません。

そのような誤解がつのると、親(保護者)としての対処に困って、子どもを強く叱りつけ、傷つけてしまう可能性があります。

最近では、発達障害への誤解が幼児虐待の一因にもなっています。

ADHDやLD、アスペルガーなど、発達障害のことを正しく理解して、子どもの苦しみに気づけるようになりましょう。

【愛情不足におちいることがある】

何度言っても同じトラブルが続くと、しつけや愛し方に自信を失い、愛情不足におちいってしまいます。

【しつけがエスカレートする】

ふつうに話しても聞かない場合に、大声でしかったり、手を出してしまう人もいます。
それは絶対にさけましょう。

ADHDの子は友達と遊べる?

ADHDの子どもは、友達と遊ぶときに騒いでしまうことが多く、周囲から煙たがられます。

しかし、だからといって、人と接する機会をさけるのはよくありません。

友達と交流できるように、親や教師などまわりの大人がサポートしましょう。

ADHDの子がはげしく動き回って、周囲から浮いた存在になってしまい、友達と仲良くできないからといって、ひとりで遊ばせるのはよくありません。

最初はいやがるかもしれませんが、できるだけ多くの場所や出会いを経験させることは、ADHDの子の将来のために必要なことなのです。

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