アスペルガーとADHDの両方を併発することは多いの?

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アスペルガーとADHDの両方を併発することは多いの?

子どもの発達障害であるアスペルガー症候群において、ADHDを併発する場合が少なくありません。

ADHDとは、教室を走る、衝動的に話すなど、アスペルガーに似た特性をもつ発達障害の種類のひとつです。

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アスペルガーとADHDは併発する方が多い

アスペルガー症候群の子の中には、ADHDやLDなど、連続体としての他の発達障害を併存させている子がいます。

発達障害には重なる部分があるため、どれかひとつだけが表れる場合の方が少ないといわれています。

特性に対する療育を実践するときには、狭義のアスペルガーだけでなく、ほかの発達障害への対応も試みた方が良いでしょう。

落ち着きのなさや、忘れ物の多さなどには、ADHDへの対応が非常に有効です。

そういった意味でも、アスペルガー症候群という診断にとらわれすぎないことが大切なのです。

ADHDの特徴は落ち着きのなさ

授業中に席を立つ、気が散りやすいなどの問題が目立つアスペルガーの子どもには、ADHDの併発が考えられます。

この場合は、多動、不注意などへの対応が必要になってきます。

衝動性

ADHDの衝動性とは、我慢することが苦手で、ちょっと嫌なことがあると、衝動的にその場を離れてしまうこと。

・教室から走って飛び出す
・友達を突然たたく

不注意

注意力と集中力が散漫。
作業を順序よくこなすことができず、単純なミスが多い。

・忘れ物が極端に多い
・作業を完成できない

多動性

多動性とは、じっと座っていられずに、すぐに立ったり歩いたりしてしまう傾向のこと。
動きが活発すぎる。

・人の話を静かに聞けない
・ひとりで走り回る

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アスペルガーとADHDが併発している子どもへの対応方法

アスペルガー症候群の子どもが、ADHDの特性も持っている場合、忍耐力、注意力などをはぐくむ対応が求められます。

衝動的な行動をしても怒らず、落ち着いて注意するようにしましょう。

子どもに我慢させるためには、大人も我慢することが大切です。

本人もがまんできないことに悩んでいるので、一緒にゆっくりと成長していきましょう。

【対応の工夫】
それまで通りのしつけでは、かんしゃくを起こしたり、忘れ物をすることが直らない。
問題に応じた対応に切り替える。

【環境の調整】
落ち着きのなさを改善し、注意力を補うために、生活環境を見直す。
気が散らないよう、家具を整理したり、減らしたりする。

多動性への対応

【○】
集中できる活動で、少しずつがまんできたらほめる。
待つこと、耐えることが良いと教える。

【×】
動くたびにしかってはいけない。
子どもが緊張してますます多動傾向になる。

衝動性への対応

【○】
ものを壊したり、人をたたくのが、なぜ悪いことなのか、冷静に言い聞かせる。

【×】
感情的になって怒鳴ると、子どもは混乱してしまう。
静かにして落ち着かせることが大事。

不注意への対応

【○】
視覚的構造化などで環境をととのえ、実現可能な目標を立てて、少しずつ注意力をやしなう。

【×】
ミスをすることとがめるのは良くない。
いきなり完ぺきな行動を求めるのは無理。

アスペルガー症候群で薬物療法は行わない?

アスペルガー症候群では、原則として薬物療法はおこないません。

ただし、アスペルガーとADHDを併発していて、その影響が強く、対応や環境を変えても改善しない場合は、医師に相談しましょう。

ADHDの特性をおさえる薬「リタリン」の使用をすすめられる場合があります。

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