呼吸法と日光浴が効果的、自律神経失調症を自分で改善する

自律神経失調症は、女性がなりやすい心の病気のひとつです。

そこで今回は、自律神経失調症を自分で改善するための治し方のポイントや方法についてまとめてみたいと思います。

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女性に多い自律神経失調症の症状

ストレスが多い現代社会では、自律神経失調症の女性患者が増加傾向にあるそうです。

自律神経失調症の症状は様々で、原因不明の微熱が続く、めまい、立ちくらみ、不眠といった全身症状や、頭痛、眼精疲労、耳鳴り、肌荒れ、下痢、便秘などの部分的な症状が代表的です。

また、女性特有の症状としては、月経前緊張症(PMS)、月経痛(生理痛)、生理不順、性欲低下なども自律神経失調症の症状としてあらわれます。

他にも、心の症状として、やる気がない、イライラしやすい漠然とした不安感、憂うつ、などがみられます。

自分で改善!自律神経失調症の治し方ポイント

自律神経失調症は、その名の通り「自律神経のバランスが乱れる」ことが原因です。

ですので、自律神経の働きを改善することが、自律神経失調症を治すための重要ポイントになります。

自分で簡単にできる自律神経失調症の改善方法としては、呼吸法と日光浴がオススメです。

それぞれの方法のやり方とポイントについて紹介します。

呼吸法には心を落ち着かせる効果がある

呼吸法は、心理療法にも取り入れられており、心を落ち着かせる効果があります。

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緊張が続いたり、不安やストレスがたまると、呼吸が速くなったり、浅くなったり、心拍数も増えますが、心や気持ちがが落ち着くと、徐々にそれらもおさまっていきます。

呼吸法では、深くゆっくりとした呼吸を続けることで、心と体のバランスを保っていきます。

自律神経失調症を改善するためには「腹式呼吸」が効果的で、ヨガでは完全呼吸、気功では丹田式呼吸と呼ばれています。

腹式呼吸のポイント|完全呼吸、丹田式呼吸

気功の丹田式呼吸では、初心者は「緩息(かんそく)」を繰り返すだけでも効果があります。

緩息のやり方は、①首と肩を上に向けて背骨を伸ばし息を大きく吸う、②全身の筋肉をゆるめながら息を吐く、方法です。

次に、慣れてきたら「三呼一吸(さんこいっきゅう)」という呼吸法をするとさらに効果が大きくなります。

三呼一吸のやり方は、①身体を前に傾けながら、ハッ、ハッ、ハーと3回息を吐く、②身体をまっすぐ戻すと自然に息が入る、という方法です。

三呼一吸を12回、緩息を3回で1セッションとして、約5分〜10分くらい行うと効果的です。

日光浴で自律神経のリズムを整える

私たちの身体には、体内時計があり、1日25時間でセットされています。

実際の1日24時間と1時間のズレがあるのですが、このズレを調整してくれるのが「太陽光(日光)」なのです。

身体の生体リズムが崩れてきたなと思ったときは、日光浴をしてしっかりと太陽の光を浴びるようにしましょう。

太陽の日光は、血液中のメラトニンの分泌をコントロールし、昼は活動的に、夜はよく眠れるようになる作用を持っています。

朝の日差しが一番効果的なので、通勤時に10分でもいいので太陽の光をしっかりと浴びる日光浴をすることを心がけましょう。

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