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【統合失調症】病院以外の相談先にはどんなところがあるの?

心の不調を感じたときや「調子が悪い」と思ったとき、病院の精神科以外では一体どこに相談したらいいのでしょうか。

実際に、統合失調症の可能性があると本人やまわりの人が思っても、どこへ相談したらいいか分からず、そのまま放置してしまい無駄に年月を重ねてしまったという例は少なくありません。

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適切なケアをせずに病気を放置し続けると、症状が悪化してしまい、その後の回復が困難になってしまうことにつながりかねません。

そうなってしまっては、もう後戻りできなくなってしまいます。

統合失調症はできるだけ早い段階で発見し、正しい治療を行っていくことで回復が見込める精神疾患です。

おかしいな、と感じた場合は早めに近くにある相談機関を利用して、状態に応じて正しく対処できるようにしましょう。

例えば、学生の場合だと、学校によっては保健室・看護教諭・スクールカウンセラー・学生相談室・健康管理センターなどで、心の不調について相談することができると思います。

また、学生じゃない場合でも、地域の保健センターや保健所、教育センターでも精神病、精神疾患についての相談にのってくれます。

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もちろん、最初から直接、精神科専門医がいる精神病院や総合病院、メンタルクリニックなどの医療機関を受診することもいいでしょう。

もし、本人が連絡しづらいときや、本人が病気について相談することを拒否する場合は、家族だけが先に相談機関や医療機関に連絡することもできますし、家族だけが相談先に出向いて本人の今の状況を相談、受診することも可能です。

いずれの場合においても、本人や家族だけで問題を抱え込まず、外部の専門家に相談することで病気の改善への道筋が見える可能性は高まります。

ひとりで悩むのではなく相談機関を積極的に利用するようにしましょう。

【悪い流れ】
統合失調症かもしれない

どこへ相談したらいいか分からない

放置

症状の悪化

【良い流れ】
統合失調症かも

相談機関を利用

適切なケア

早期の改善

【統合失調症】いろいろな相談窓口

・保健室
・養護教諭
・スクールカウンセラー
・学生相談室
・健康管理センター
・保健センター
・保健所
・教育センター
・医療機関

◆この記事は、東邦大学医学部精神神経医学講座主任教授、東邦大学医療センター大森病院メンタルヘルスセンター長である水野雅文先生執筆・監修の「ササっと分かる統合失調症(講談社)」の内容を元に、当サイト編集事務局の心理カウンセラーが記事編集をしています。

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