【社会不安障害を治す】規則正しい生活リズムで自律神経を整える

睡眠不足だと心身の緊張状態に陥りやすいので、社会不安障害(極度のあがり症)の症状を悪化させてしまいかねません。

自律神経のバランスを整えるためにも、十分な睡眠時間、規則正しい生活リズムは大切です。

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規則正しい生活リズムで自律神経を整える

人間の体内リズムは、1日24時間に適応していて、体温調節やホルモン分泌のリズムも24時間がひとつのリズムになっています。それらを調節している自律神経の働きも、1日24時間感間隔になっています。

ですので、私たち人間の本来の生活リズムは、日の出とともに起床、日没まで活動して睡眠する「昼型」が身体にとって自然なスタイルといえます。

しかし、現代社会では文明の発達、科学技術の進歩の恩恵を受けて、1日24時間の昼型とは関係なく「夜型」の生活ができるようになっています。ですが、夜型の生活リズムは自律神経のリズムとは合わないため、心身の健康に悪影響を与えるといわれています。

社会不安障害(あがり症)の症状悪化、重症化を未然に防ぐためにも、規則正しい生活リズムをおくることは大切です。

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昼にセロトニンが作られ、夜にメラトニンになる

社会不安障害(極度のあがり症)の人は、脳内物質セロトニンの量が低下しています。昼型の生活リズムには、このセロトニンを増やす効果があります。

セロトニンは、太陽の光が網膜を刺激することでつくられる脳内物質です。なので、朝に日光を十分に浴びることは、十分にセロトニンを作るために大切です。それによって交感神経が刺激され、自律神経が覚醒します。薬物療法だけに頼らず、生活習慣を見直すことでセロトニンの量を増やすことができるのです。

また、セロトニンはメラトニンという脳内物質の材料でもあります。メラトニンは睡眠を促す脳内物質で、セロトニンの量が増えるとメラトニンも増え、快眠につながる好循環が生まれます。

自律神経を整える理想的な生活リズム

心の不安を改善するには、健康的な身体状態であることも重要です。乱れた生活習慣を見直し、規則正しい生活リズムにすることで自律神経の働きも整い、社会不安障害の悪化予防にもなります。

【自律神経を整える理想的な生活リズム】
①夜は十分な睡眠時間をとる
②朝、規則正しい時間に起きる
③朝起きたら早めに日光をしっかり浴びる
④朝食は必ず食べる
⑤昼間は外に出て、適度な運動をする
⑥栄養バランスのとれた食事
⑦コーヒー、タバコ、アルコールは控えめに
⑧辛い料理は交感神経を刺激するので夜は控える
⑨寝る前のテレビ、ネット、ゲーム、スマホの利用は控える

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