【あがり症のタイプ②】手の震え、視線恐怖、食事ができない

社会不安障害/あがり症には様々な種類やタイプがあり、苦手で怖いと感じる状況は人によって異なります。

そこで今回は社会不安障害/あがり症のタイプ②として、字が書けない書痙、人目が気になる視線恐怖、外食できない会食恐怖、の3つのタイプについてポイントをまとめてみたいと思います。

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「書痙」手が震えて字が書けない

社会不安障害/あがり症の中に、「書痙(しょけい)」という字を書く手が震えてしまうタイプがあります。

書痙の症状は、クレジットカードのサインやホテルで名前を書くとき、窓口で申し込みをする際など、人前で字を書くときに手が震えてしまい、うまく字が書けなくなってしまいます。

人前だと緊張してしまい字を書く手が震えてしまうことを本人が自覚するようになると、文字を書くこと自体に不安や恐怖を感じるようになり、さらに症状が悪化してひどくなってしまいやすい傾向があります。

人前でなければ、手が震えることなく普通に文字を書ける場合もあります。

「振戦恐怖」指先や手足の震え

「振戦恐怖(しんせんきょうふ)」も体の震えの症状があらわれます。振戦とは、体の震えを意味します。

精神的なストレスや緊張を感じると、誰でも手や声が震えたりする経験がありますが、その状態に対して不安や恐怖感を抱ことで、さらに緊張や不安感が増し、体がの震えの症状があらわれてしまいます。

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例えば、仕事での名刺交換など、手先に相手の関心や注意が向くような行動ができなくなってしまうのが特徴です。

医師などの職業の場合、注射器が使えなくなってしあむケースもみられます。

「視線恐怖」人に見られるのが怖い

視線恐怖は、ある意味で社会不安障害/あがり症の根底にあるといえます。

視線恐怖は2つのタイプに分けられ、①他人の視線が怖い人、②自分の視線が気になるタイプ、のがあります。

①他人の視線が気になる視線恐怖の場合、「みんなが自分の噂話をしているような気がする」「自分の行動を監視されている気がして落ちつかない」と精神的苦痛を感じる傾向がみられます。

②自分の視線が気になるタイプの場合、「自分の視線、目つきが他人を不快な気持ちにさせていないか」と思い込んでしまい、相手の目を見ることができず、対人コミュニケーション自体に苦痛を感じるようになります。

「会食恐怖」人と一緒に食事ができない

「会食恐怖」も社会不安障害/あがり症のタイプのひとつといえます。

会社恐怖の場合、その名の通り、人と一緒に食事をすることに対して強い不安や恐怖感を感じてしまうのが症状です。

特に外食などの際、誰かに見られているとすごく緊張してしまい、「吐いてしまったらどうしよう」「ジブの食べる音が気になってしまう」「自分の食事の様子が不快感を与えないだろうか」などと思い込んでしまうことが多いようです。

人によっては実際に吐き気をもよおす場合もあり、外食することができなくなってしまうこともあります。

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