発達障害と関係している神経伝達物質について|ドーパミン、セロトニン、ノルアドレナリン

発達障害の発症原因については現在も研究が進められていますが、様々な研究結果から、自閉症スペクトラムやADHDなどの発達障害の原因には、神経伝達物質の働きが関係しているのではないか、と考えられています。

発達障害と関連が深い神経伝達物質として、ドーパミン、セロトニン、ノルアドレナリンがあります。

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神経伝達物質ドーパミンやセロトニンと発達障害との関係

ドーパミンやセロトニン、ノルアドレナリンなどの神経伝達物質も、自閉症スペクトラムやADHDなどの発達障害と関係が深いといわれています。

ドーパミンやセセロトニンなどの神経伝達物質は、神経細胞と神経細胞の間の情報伝達の役割を果たしている物質です。

視覚、聴覚、身体感覚などの感覚器官から情報を取り入れ、その情報が脳で電気信号になってそれぞれの神経細胞へと伝えられる際に、ドーパミンやセロトニンなどの神経伝達物質が関係してきます。

こうした情報伝達の役割を果たしている神経伝達物質の機能異常も、発達障害の原因のひとつではないかとみられています。

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自閉症スペクトラムでは、セロトニンの機能低下によって、不安や緊張が高まりやすいのではないかとみられ、ADHDでは、多動性はドーパミンの影響、不注意はノルアドレナリンが関係していると考えられています。

てんかんやチックの併発も多い自閉症スペクトラム

自閉症スペクトラムの子どもには、てんかんやチックとの併発のケースも多くみられることがわかっています。

てんかんやチックなどのけいれん性の病気と発達障害との併発が多い原因としては、発達障害とチックやてんかんに関係している脳の部位が近いからではないか、と考えられています。

チック症とは?|トゥレット症候群

チックとは、顔や身体の一部の筋肉が、本人が意識していないのに無意識に不随意運動を繰り返してしまうものを意味します。

チックには大きく2つの種類があり、パチパチと激しくまばたきをする、首をピクピク動かす等の運動チックと、咳払いや鼻を鳴らす音声チックがあります。

運動チックと音声チックの両方の症状がみられるケースを「トゥレット症候群」といいますが、発症割合は少ないといわれています。

チックは思春期までに自然と症状が改善していくことが多いのですが、トゥレット症候群は大人になっても症状が続くケースがみられます。

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