【発達障害の高校生】学校でのクラブ活動は?体育会系、文科系どっち?

発達障害の子どもが中学生や高校生の年齢になってくると、学校でのクラブ活動をどうするか、というテーマも出てくるようになります。

もちろん学校での勉強も大切ですが、クラブ活動も同じくらい大きなウエイトを占めるといえます。

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クラブ活動のメリットは?【発達障害の高校生】

学校でのクラブ活動は、発達障害の子どもにとっては、次のようなメリットがあると考えられます。

・技能を伸ばす過程で、集中力や自己コントロールスキルが養われ、自立心が育つ

・同じクラブの部員と支え合い、助け合う経験から、協調性や思いやりの心が育つ

・他校との練習試合など、対外的な活動によって、あいさつなど礼儀やマナーが身につく

・勝敗によって、勝ったときは喜び、負けたときは悔しさ、などの感情を味わうことで、心が鍛えられる

クラブ活動がストレスになることも?【発達障害の高校生】

このように、発達障害の中学生や高校生にとって、学校でのクラブ活動から学ぶこと、得ることは多く、さまざまなメリットがあるといえます。

しかし、発達障害の子ども本人に会っていない種目だったり、勝ち負けにこだわり過ぎてしまったり、とクラブ活動でストレスがたまってしまうケースもあります。

特に、自閉症スペクトラムの場合、勝ち負けや「一番になること」に強くこだわる傾向があり、自分が負けそうになるとパニックをおこしてしまうこともあるので注意しましょう。

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発達障害のクラブ活動は体育会系?文科系?

発達障害の中学生や高校生のクラブ活動は、体育会系がいいのか、それとも文科系がいいのか、と悩むこともあることでしょう。

クラブ活動は、基本的には自分で選択して決めることができるので、「何があっているのか=適性」を見極めるチャンスともいえます。

体育会系か文科系か、については、どっちがいいとは言い切れません。

興味や関心があること、やりたいことに打ち込めるクラブを選ぶことが大切です。

授業や勉強の場は、発達障害の子どもにとっては緊張感が高くなりやすいた、え、クラブ活動はのびのび息抜きができ、ストレス発散にもなる機会です。

クラブ活動を楽しめることは、学校生活が充実する要因にもなります。

チームプレーが苦手な場合は個人種目のスポーツを

運動をしたいけれどチームプレーが苦手という場合は、サッカーや野球ではなく、テニスや卓球、水泳などの個人種目のほうが適しているといえます。

他にも、マラソンなどの陸上競技、弓道など、得点やタイムなどで評価されるスポーツも発達障害の子どもに向いているといえます。

運動障害があり、複雑な全身運動が苦手な場合には、美術や書道などの文科系もクラブ活動を考えてみるのもよいでしょう。

クラブ活動で自信がつくこともある

発達障害の子どもの多くは、心理的にコンプレックスや劣等感を感じやすい傾向があります。

ですが、クラブ活動など、一生懸命打ち込めるものがあると、他人から評価されたり認められる経験につながり、自分に自信をもつことができるようにもなります。

また、学校のクラブ活動をきっかけに、人生を通しての趣味を見つけることができれば、豊かな人生を送ることにもつながり、中学時代や高校時代のクラブ活動は、そういう点からもとても有意義なものといえます。

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