【発達障害】家族の理解と対応のポイントは「ブレない姿勢」

発達障害の子どもは、集団行動が苦手で、うまく集団生活に溶け込めないことも多く、孤独感や劣等感が高くなりやすいものです。

親や家族が自分の発達障害について理解してくれ、いつも味方でいてくれることは大切です。

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発達障害の子どもを持つ親の心構えは?

発達障害の子どもを持つ親の心構えで大切なことは「いつも味方でいること」です。

子どもが発達障害と診断されたら、子どものありのままの状態を受け入れ、弱点や欠点をなくそうとするよりも、子どもが持っている才能や適性を伸ばしていくことが大切です。

確かに、発達障害という診断結果は親にとっても心理的にショックなことで、簡単に受け入れることはできないかもしれません。

しかし、子どもは心身ともに発達途上の年齢にあるため、対応が遅れることで失うことや、習得しにくくなってしまうものがあることを理解する必要があります。

親はいつも子どもの味方であること

発達障害の子ども本人も、自分のことを「みんなと何か違うかも」と感じていることも少なくないようです。

問題やトラブルが生じるといつも自分のせいにされる、といったように、親の目の届かないところで理不尽な扱いを受けることもあるでしょう。

「思春期の子どもの接し方がわからない」と悩む親も多いのですが、子どもの問題行動に巻き込まれることなく、ある程度の距離感を保ちながら「親はどんなときでも子どもの味方」というメッセージを発信することが大切です。

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親がちゃんと見守られて育った子どもは、精神的にも安定しやすく、強いメンタルが養われていきます。

家族全員が一貫性のある対応を

発達障害の子どもが家族の中にいると、家族の関心はどうしても発達障害の子に向けられやすくなります。

ここで大切なのは、家族全員が発達障害についての共通した知識や認識を持って対応することです。

家族のメンバーによって接し方や対応が変わってしまうと、発達障害の子どもの成長を妨げてしまうことになりかねません。

例えば「宿題は夕食前に終わらせる」と母親と約束しているのにもかかわらず、たまたま早く帰宅した父親が「宿題は後にして先に晩ご飯を食べよう」という対応をすると、発達障害の子どもはどうすればいいかわからなくなってパニックになってしまうこともあります。

発達障害の子どもとの接し方で大切なポイントは、家族全員が発達障害を理解し、一貫性のとれた対応をすることです。

親族への説明は?発達障害

また、親族に発達障害のことをどう説明すればよいか、どのように伝えればよいか、悩むこともあるかもしれません。

発達障害のことについて詳しくない祖父や祖母、親戚などに対しては、発達障害について詳しく説明する必要がない場合もあります。

誤解や偏見を抱かれるようであれば、発達障害について詳しく伝えるのではなく、特性について簡潔に説明するとよいでしょう。

例えば「変化が苦手」「新しいことに興味を持ちやすい」など、自閉症スペクトラムやADHDの特性について伝えるのもひとつの方法です。

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