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心理学・メンタル分野において日本はまだまだ後進国で、アメリカや欧米諸国と比べると10年以上遅れているといわれています。

その中で、世界の心理学者にも大きな影響を与えた日本人がいます。

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その日本人が「森田療法」を生み出した森田正馬氏です。

今回は、森田正馬氏が開発した”あるがままの自分を受け入れる”「森田療法」についてお伝えします。

森田療法の特徴とは?

世界中の心理学者に大きな影響を与えた日本人”森田正馬氏”によって生み出された心理療法が「森田療法」です。

「森田療法」は”あるがままの自分を受け入れる”心理療法といわれ、人間の持つ自然治癒力を活かすことを目的としているのが特徴です。

「森田療法」の創始者、森田正馬氏はこんな人です。

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森田正馬氏は、様々な種類がある神経症を別の角度から考察した人物で、日本独自の神経症理論をうみだしたことでも有名です。

不眠や頭痛、脱力感などの症状がみられる普通神経質、対人恐怖や不潔恐怖、高所恐怖といった強迫観念、不安発作に代表される発作性神経症を「森田神経質」と名付けました。

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森田療法の方法とは

「森田療法」は森田正馬氏が大正時代の半ばに考案したもので、その方法は次の4期に分かれます。

1期

最初の一週間程度は、患者を隔離し、食事とトイレ以外は常に床につかせて(これを臥褥(がしょく)といいます)まずは精神的な安静を身につけさせます。

2期

臥褥を1日に8時間程度に減らして、昼間は外に出て外の空気を吸うことが許されます。ただし、他の人との交流や遊びはまだ禁止された状態です。また、夜には日記をつけることになります。この時期は、精神の自発的活動を再開させる時期とされています。

3期

次に、薪割りや畑仕事などをし、読書をすることも許されます。この期間は心身を整えることが主な目的になります。ただし、ここでもまだ人との交流は許されません。

4期

日常生活に戻る準備期となり、外出が許されて、複雑な実生活も行われ始めます。

となっていて、「森田療法」は通常、全期間を通じて約40日間となっています。

まとめ

森田正馬氏が生み出した「森田療法」は、人間が本来持っている自然治癒力を活かす療法です。

しっかりと心と身体を安めて、その後の各種作業を通じて、神経症の根底にある感情のこだわり=我執を消し去り、”あるがままの自分”を受け入れるものです。

現在においても、森田療法は世界各地に広がり発展しています。

◆この記事は、東京工業大学名誉教授、精神科医、医学者である影山任佐先生執筆・監修の「図解雑学 心の病と精神医学(ナツメ社)」の内容を元に、当サイト編集事務局の心理カウンセラーが記事編集をしています。

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