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【チックの対処法】パニックを起こさないよう予定を明確に

「こだわり」が強い傾向の子どもは、自分の思った通りにいかないと、パニックを起こしてしまうこともあります。

パニックの予防、対応の仕方を心得ておきましょう。

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必要なことは予定を変えない

重いチックの症状がある子どもは、パニックをおこしやすい傾向があります。

パニックは子どもの不安のあらわれです。

急にいつもと違うことを要求するなど、子どもの不安を高めるような状況はなるべくつくらないようにしましょう。

ですが、なんでも子どもの言いなりになるのも問題です。

チックの子どもがどんなに激しく泣き叫ぼうが、親や教師などまわりの大人は冷静に対応しましょう。

【チックの特徴】①怒りやすい特性がある

重度のチック、トゥレット症候群では、ささいなことでキレた状態になる場合がある。

【チックの特徴】②予定の変更についていけない

予定が急に変わると、どうすればよいかわからず、不安が高まってしまう。

チックの対処法について

①無理な要求はのまない

いくら子どもが騒いでも、いったん決めたことは変えない。

「騒げばこだわりがそのまま通る」と思わせないようにする。

②予定を明確にする

パニックを起こしやすい状況をさけるために、予定は明示しておく。

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予定を変更する場合は、事前に十分な時間をかけて納得させる。

ADHDや自閉症とチックの合併症も

チックがあるからといって、みんながパニックを起こしやすいわけではありません。

ですが、たびたびパニックを起こす子どもには、チックの他にADHDや自閉症が合併している可能性もあります。

そういった場合は、医療機関を受診するなど、合併症への対応も必要です。

チックの対応方法について

予防を心がけていても、常にうまくいくとは限りません。

子どものパニックが起きたら、落ち着いて対応しましょう。

周囲が冷静さを保つことで、本人も落ち着きを取り戻しやすくなります。

【×】無理やり抑える、大声で止める

「うるさい!」と怒鳴ったり、無理矢理止めようとしたりすると、ますます激しいパニックになりがちです。
また、「言うことをきかせるためには、怒鳴ったり力で押さえつけたりすればよい」と思わせてしまう主sレモあります。

【○】クールダウンさせる

落ち着ける場所を確保し、本人がこころの混乱を整理できるだけの時間を与えたうえで、冷静に見守りましょう。

どんなに子どもが騒いでも、子ども言いなりにはならず、決めたことは実行する姿勢を保ちましょう。

落ち着いたら自己コントロールできたことをほめる

子どもが落ち着きを取り戻したら「よくがまんできたね」などと、十分にほめるようにしましょう。

自分で自分をコントロールできたことに気づかせ、それをほめることで、変化を受け入れることに対する自信を養っていきます。

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