質問よりも話を聴くこと、自傷行為(リストカット)への対応方法

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質問よりも話を聴くこと、自傷行為(リストカット)への対応方法

「なぜ、自傷行為(リストカット)をするのか」と質問して問いただしても、本人には応えることができません。

本人がその理由を考え、言葉にできるようになるまで、周囲の人は本人の言葉に耳を傾けることが重要です。

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本人の話に耳を傾けることが大切

自傷行為(リストカット)への対処方法として、重要なことは話をちゃんと聴くことです。

最初のうちは、話すことも聞くことも難しいかもしれません。

周囲の人が本人と向き合うときにしなければいけないことは、本人の言葉に耳を傾けることです。

「なぜ?」「どうして?」と質問するのではなく、本人から出てくる言葉を待ちましょう。

最初のうちはついつい質問したり、非難や批判を投げかけてしまうことがほとんどかもしれません。

それでも忘れてはならないのは、自傷行為(リストカット)をした本人にとっても自分の内側を語るのは簡単なことではないということです。

本人が少しでも話し始めたりしたときは、「よく話してくれたね」と励まし、努力を受け止めてあげてください。

質問攻めにしない

「なぜ自傷行為(リストカット)をするのか?」と、周囲の人にとっては様々な疑問がわくのは当然のことです。

しかし、あれこれと質問されても、本人は答えることができず、かえって関係が悪くなってしまうおそれもあります。

また、質問する事自体が「あなたのことを否定する」というメッセージにもなりかねません。

【×】
・なぜやったの?
・何が目的なの?
・どうして欲しいの?
・どうすればいいの?
・なにが不満なの?

結局分かってもらえないと感じさせてしまう。

本人が自分の気持ちをつかみきれていないときに、何度も質問をすると「自分のつらさが分かってもらえない」「伝わらない」という気持ちを抱かせてしまいます。

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「責められている」と感じさせてしまう

本人の望むようにしてあげようという気持ちであっても、質問をして急いで答えを求めると、本人にとっては「責められている」と感じさせる可能性があります。

傾聴する、話を聴くための4つのポイント

反論したり自分の意見を差し挟んだりせずに、相手の話を聞き、それを軽く扱わないという傾聴は、実際にはなかなか難しいものです。

まずは次の4つのポイントに気をつけてみてください。

① 話を聞き流さない

自分の意見を「言わない」ことと「もたない」ことは違います。

ただ相手の話を「聞いていればいい」と考えると、つい聞く姿勢がいい加減になり、本人の話を聞き流してしまうことになります。

本人の話を聞きながら自分の考えを整理していくと、相手にはその姿勢が伝わるものです。

② 反論しない

本人の考えがおかしかったり、ゆがんでいたり、偏っていても、話の内容が事実と異なっていても、その場で言葉だけでそれを解決しようとしてはいけません。

本人の気持ちを理解する上でのヒントとして心にとどめておき、日頃接する中でかたよりを徐々に修正し、関係を見直していくことが必要です。

③ 聞かれたことには落ち着いて答える

本人が周囲に疑問をぶつけることはよくあります。

そんなとき、本人の気持ちに巻き込まれて感情的になって答えてしまうと、押し問答になったり本人をますます興奮させてしまいます。

本人からの疑問に対しては、冷静に落ち着いて事実を伝えます。

すぐに答えられないときは「今は私にも分からない」と正直に伝えて、「それでも、あなたのことを理解したいという気持ちはわかってほしい」など、支える気持ちがあることを伝えましょう。

④むやみにあやまらない

本人が怒りを爆発させているときに、周囲の人に明らかな非がある場合は、あやまることで本人の気持ちが落ち着くこともあります。

しかし、「とりあえず謝る」だけ、「むやみに謝る」だけでは、事態は良くなりません。

その後どうするか、に気持ちを向けることを忘れないようにしましょう。

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