自傷行為やリストカットをする人は、境界性パーソナリティ障害が多い?

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自傷行為・リストカットをする人は、境界性パーソナリティ障害が多い?

パーソナリティ障害には、いくつかの種類があります。

なかでも、境界性パーソナリティ障害は、自傷行為(リストカット)を伴いやすい傾向があります。

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なぜ、パーソナリティ障害は自傷行為が多いの?

パーソナリティ障害とは、認知のクセやそこから起こる感情がかたよっていて、生活全般に支障をきたしやすい状態を指します。

リストカットなどの自傷行為でも、パーソナリティのかたよりが見られるため、パーソナリティ障害の診断は対応のヒントになります。

パーソナリティ障害の中でも、自傷行為(リストカット)と関連が深いのは「境界性パーソナリティ障害」です。

境界性パーソナリティ障害は、自傷行為(リストカット)が診断のひとつの目安になっているほどです。

パーソナリティ障害の治療と自傷行為(リストカット)の治療

パーソナリティ障害の治療と自傷行為(リストカット)の治療は重なる点があります。

パーソナリティ障害の治療では、治療スタッフとの話し合いを通じて、考え方のクセを見直し、認知を現実に即したものに変えていきます。

その過程で、自分自身を受け入れ、自分を大切にすることを学び、自傷行為(リストカット)を減らしていきます。

パーソナリティ障害の種類と自傷行為(リストカット)の割合

パーソナリティ障害には、主に次の種類があり、それぞれの特徴、自傷行為(リストカット)者のうちの割合についての調査結果もあります。

境界性パーソナリティ障害

【特徴】
感情や対人関係が不安定。
周囲に依存し、周囲が支えられなくなると、衝動的な行動を起こしやすい。

【自傷行為者(リストカット)のうちの割合】
55.5%

回避性パーソナリティ障害

【特徴】
失敗したり、他人から拒否されることを恐れ、問題を避けることでやり過ごす。

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【自傷行為者(リストカット)のうちの割合】
31.6%

反社会性パーソナリティ障害

【特徴】
倫理観や道徳観が乏しく、反社会的・暴力的な行動をとりやすい。

【自傷行為者(リストカット)のうちの割合】
27.1%

強迫性パーソナリティ障害

【特徴】
自分で決めたルールに固執する。
几帳面で完ぺき主義、頑固などが特徴。

【自傷行為者(リストカット)のうちの割合】
27.1%

妄想性パーソナリティ障害

【特徴】
疑い深く、周囲の人が自分に悪意があると解釈する。
自分の正当性を強く主張し、しばしば周囲の人と衝突する。

【自傷行為者(リストカット)のうちの割合】
18.7%

統合失調質パーソナリティ障害

【特徴】
感情を表すことが少ない。
他人や社会への関心・関わりが薄く、孤立しがち。

【自傷行為者(リストカット)のうちの割合】
16.1%

依存性パーソナリティ障害

【特徴】
自分で判断できず、他人に頼ったり指示を仰がなければ、行動を決められない。

【自傷行為者(リストカット)のうちの割合】
11.0%

演技性パーソナリティ障害

【特徴】
周囲の人の注意を自分に引きつけようと、派手な行動を繰り返す。

【自傷行為者(リストカット)のうちの割合】
7.1%

パーソナリティ障害への対応、治療について

パーソナリティ障害への対応、治療においては、本人が自分のパーソナリティのかたよりに気づくことが、改善への手がかりとなります。

周囲の人は、適切な対応法を知ることで、ストレスを軽減できます。

本人

・孤独や虚しさから逃れられない
認知がかたよっていて、柔軟性に乏しいため、気持ちが安らぎません。

周囲の人

・対応に苦労する
何気ない行動や言葉が、本人には違うニュアンスでとらえられたり、行動に振り回されたりします。

パーソナリティ障害の治療には、長い時間がかかりますが、あきらめずに治療に取り組むことが大切です。

また、境界性パーソナリティ障害は、年齢を重ねるにつれて、自分なりの対処法を身につけることで、問題も少なくなってくるものです。

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