認知行動治療の治療期間・回数・内容について

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認知行動治療の治療期間・回数・内容について

患者さんひとりひとりに対しておこなう個人認知行動療法(認知行動治療)の治療期間・回数・内容・流れについて、詳しくみてみましょう。

認知行動治療は病気によって治療期間・回数・内容が変わる

認知行動療法(認知行動治療)のセッション回数は、基本的には決まっていて、一般的には12回くらいで終わるのが標準で、長くても16回程度です。

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病状が軽症で、認知行動療法による治療がトントン拍子で回復が進めば6回程度で治り、治療が早く終わる場合もあります。

終結までの治療計画を定めてからスタートしますが、状況や症状に応じて途中で治療の内容や進め方、治療期間の長さを調節することもあります。

病気ごとの認知行動治療の回数[例]

【うつ病の認知行動治療】
12回。
前半で認知を変え、後半で行動活性化に取り組む。

【パニック障害の認知行動治療】
10回。
前半2週で認知をとらえ、3週目からエクスポージャーという対策に取り組む。

【パーソナリティ障害の認知行動治療】
20回。
治療関係をつくり、認知や感情をとらえるのに時間がかかるため、例外的にセッション回数を増やす。

治療期間も内容も場合による

認知行動療法では、週に1回程度の治療を、約3ヶ月かけて積み重ねていきます。

治療期間や治療内容は、病気ごとにあらかじめ定められていますが、多少の調整はされます。

次の例は、3ヶ月間の認知行動治療の一例です。

治療者(医師・カウンセラー)と患者さん(クライアント)との面接は、治療期間の前からおこなわれています。

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患者さんの困っていることが分かり、認知行動療法が必要だと判断されたとき、治療がスタートします。

3ヶ月の認知行動治療の流れ[例]

1ヶ月
【治療スタート】
治療の流れが簡単に説明されることが多い。
治療者から「なんでも話してくださいね」などと言われ、リラックスできる。

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【感情や認知をつかむ】
患者さんの話に、治療者が「そのとき、どんな気持ちでしたか?」「どんな考えが浮かびましたか?」と質問。
感情や認知をとらえられるように。

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【別の考え方をする】
治療者が「どう考えると、その反対の気持ちになるでしょう」などと話す。
そのやりとりによって、認知・感情・行動の関係に目が向くようになる。

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2ヶ月
【フォーミュレーション】
話を重ねるうちに、認知・感情・行動のパターンが見えてくる。
治療者から「そのパターンがつかめたのは、素晴らしいことです」などと言われ、治療経過が実感できる。

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【悪循環への対策を練る】
認知・感情・行動の悪循環を発見。
よい循環に戻す方法を患者さんと治療者で考え始める。

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【対策を実践する】
対策を実践することを、身につくまで繰り返す。
そのうちに、症状が軽くなり、自信がついてくる。

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3ヶ月
【セッション終結】
治療者と2人でおこなってきた作業を、患者さん一人でできるようになり、自信がつけば、セッション終了。
再発予防のために、必ず継続する。

3ヶ月という期間はあくまでも目安。生活の中でテクニックをじっくり実践するために、セッションの頻度を2週に1回にするなど、流れを見なおす場合もある。

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