認知行動治療の方法と考え方とは?[認知/感情/行動]

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認知行動治療の方法と考え方とは?[認知/感情/行動]

認知行動治療には、考え方の基本となる「型」があります。

認知行動治療の方法は、「認知・行動・感情」によって形つくられる三角形をイメージしておこなわれます。

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理性と感情のバランスを重視

人間の脳には、大脳皮質という理性をコントロールする部分と、大脳辺縁系という感情を司る部分があります。

人間は理性だけでは生きられない生き物です。

理性と感情のどちらもが正常に機能している状態が、本来の人間らしい状態です。

現代の日本の社会では、成果主義で理性だけを重視するところがありますが、理性によって感情の働きを封じるのは不自然なことで、とてもストレスがかかります。

認知行動治療は、感情を抑圧して過剰なストレス状態の人が、不自然な状態から本来の人間らしい状態に回復するように、理性と感情をバランスよく扱う方法で治療をすすめます。

人の考えも気持ち、理性も感情も、行動をも大事にするのが認知行動治療なのです。

一面的な見方では問題に気づかない

認知行動治療は、認知・感情・行動すべてにバランスよくアプローチしていく治療方法です。

認知・感情・行動のひとつだけに注目していると、仕事や人間関係で失敗したとき、原因や背景になかなか気づくことができません。

成績や結果を重視するあまり、人の感情に目が向かなくなっている職場や学校では、メンタルヘルスが崩れやすい環境といえます。

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視点に偏りがあると、心身のバランスが崩れたとき、認知と感情と行動のどこに問題があるのか気づきにくいのです。

[例]
・成果主義を突き詰めて、感情を無視している。感情表現できない職場になり、問題が生じる。
・感情論を重視して、なんでも気持ちの問題にする。認知と行動の問題に無自覚になる。

全体を俯瞰して見ることで問題に気づく

認知・感情・行動の3要素を広く見渡すと、バランスよく関連しているか、あるいは悪循環を生じて何か問題を引き起こしているか、分かりやすくなります。。

全体を俯瞰して見る視点が、認知行動治療[認知行動療法]の考え方の基盤となります。

例えば、腹を割って話し合える雰囲気の職場や学校では、考えも感情も行動も口に出すことができ、問題があってもすぐにみつけて対処することができます。

認知への治療方法

認知とは、状況をどのようにとらえるか、などの考え方を意味します。

認知は、自分で意識して考えているというよりも、自然に浮かぶような、考え方のクセを含みます。

認知行動治療では、認知が感情と行動にどのような影響を与えているのか確認することで、理性と感情の両方に目が向くようになります。

行動への治療方法

行動とは、実際にしていることを意味します。

行動は、比較的、自覚しやすいが、自分の行動をとらえるのが苦手な人もいます。

認知行動治療では、行動と感情が相互に影響し合うことも多いため、どちらも重視してバランスよく見ていきます。

感情への治療方法

感情とは、感じ方を意味して、喜び、愛情、楽しさ、おそれ、不安、怒り、悲しみ、落ち込み、恥、罪悪感などがあります。

認知行動治療では、感じることと考えることを明確に区別してとらえていきます。

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