認知行動治療とは?カウンセリングとの違いは?

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認知行動治療とは?カウンセリングとの違いは?

認知行動治療[認知行動療法]は、体系がしっかりしていることもあり、難しそう、大変そうというイメージを持たれがちです。

実際の認知行動治療は、患者さんの状態や希望に沿っておこなう共感的な治療法であり、効果も高い手法です。

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多くのカウンセラーがおこなっている方法、法従来の心理カウンセリング[ロジャーズのカウンセリング]と認知行動治療は、どのように違うのでしょうか。

認知行動療法とカウンセリング、従来の精神療法・精神分析との違い

心の病気の治療の代表的な方法である心理カウンセリングは、治療者(医師やセラピスト・カウンセラー)が、患者さんの気持ちを受け止め、受容することから始まります。

認知行動治療/認知行動療法(CBT)も、患者さんを受容する点では心理カウンセリングと同じですが、違いはその先にあります。

受容・共感・傾聴は、認知行動治療もカウンセリングも同じ

精神科の医師との診察・面接には、受容・共感・傾聴という3つの特徴があります。

悩みで苦しんでいる患者さんをあたたかく迎え入れるという良さがあるのです。

その利点は、認知行動治療にも受け継がれています。

支持的精神療法(心理療法)

支持的精神療法[カウンセリング]とは、受容・共感・傾聴によって、患者さんを支持(サポート)しつづけ、病状の好転を待つ方法。

【受容】
受容とは、突拍子もないコトを言っても受け止めてくれる、医師から否定されない、受け入れてくれること。

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【共感】
共感とは、つらい気持ちを自分のことのように、できる限り理解しようとしてくれること。

【傾聴】
傾聴とは、あれこれと命令や指示をせず、まず話を聞いてくれる、聞く姿勢に徹していること。

精神分析

精神分析とは、悩んでいる患者さんが心の奥底(無意識)におさえつけている欲求を、医師やカウンセラーが分析することで、抑圧していた欲求に気づかせ、そこから生じている病状を改善する手法。

認知行動療法は実践的で具体的な方法

認知行動療法とは、精神療法の一種で、患者さんの感情をあたたかく受けとめる側面と、理性的に解決策を探していく側面を兼ね備えている治療法です。

認知行動療法は、従来の手法[カウンセリング]と同じように患者さんを受け止めることから始まりますが、その後の対応がより実践的で具体的です。

患者さんの問題に応じて、具体的な解決策を一緒に探し、それを実生活の中で実践し、応用することを重視します。

例えば「気持ちに点数をつけ書き出す」というように、具体的な問題解決策が提示されることもあります。

【理性的】
感情を受け止めるだけでなく、理性(知性)の用い方もバランスよく教えてくれる。

【実践的】
傾聴や分析にとどまらず、その先に、問題解決の道筋を一緒に考えてくれる。

認知行動療法は効果が高い治療方法

認知行動療法は、患者さんのありのままの気持ちを受け止めることと、患者さんの状態を変えて治療していくこと、そのふたつを同時におこなう治療法です。

受容と変化という、相反する要素を扱っているため、治療者にとっては難しい治療法です。

しかしそれゆえ、患者さんにとってはあたたかく、そのうえ効果も高い治療法となるのです。

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