【心理療法】コラージュ療法で自分と向き合い、自身をつける

【心理療法】コラージュ療法で自分と向き合い、自身をつける

自分の気持ちや思いを言葉にするのが苦手、人とうまく会話できない、といった人にすすめられる心理療法のひとつに「コラージュ療法」があります。

コラージュ療法は、コラージュを作ることで自分の状態を知り、また同時に自分に自信をつけて回復していくことができます。

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コミュニケーションが苦手な人にオススメ

精神療法では、医師(カウンセラー等)と患者本人との対話が必要不可欠です。しかし、対人不安や恐怖の感情が大きかったり、「うまく言葉にできない」「わかってもらえないから話したくない」など、言葉によるコミュニケーションが苦手な人も少なくありません。

そうした場合に、非言語的なコミュニケーションによる治療方法として「コラージュ療法」がおこなわれることがあります。

コラージュ療法のやり方と方法について

コラージュ療法は、絵画療法の技法のひとつで、コラージュ作品の作成を通して、自分の考えや感情を整理することができる方法です。

写真やイラストなどの素材を使用する方法になり、ゼロから絵を描いていく絵画療法よりも取り組みやすく、達成感を得やすいというメリットもあります。

コラージュ療法では、心の不安や問題を抱えている人が「コラージュ」を作ることを通して治療を進めていきます。作品を作り上げていく行為自体がプラスの体験にもなり、達成感を得て自信回復へとつながります。

コラージュ療法の手順

コラージュ療法は次のような手順を通して行われるのが一般的です。

①材料を探す
新聞、雑誌、パンフレット、包装紙などを用意する

②台紙を選ぶ
A4〜A3サイズの画用紙などを選ぶ

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③材料を選ぶ
使いたい図柄、写真、模様などピースを選ぶ

④材料を切る
ハサミやカッターを使ってピースを好きなように切り抜く

⑤アイテムを貼る
ノリやテープで台紙にピースを貼っていく

⑥作品の説明をする
治療者に作品で表していることを説明する

コラージュを作ることで心の状態が見える

コラージュ療法では、様々な素材を自由に使って作品を作って表現していきます。

作成したコラージュ作品には、作成した人の心の状態があらわれているので、心の中で感じていることを振り返ることもできます。また、臨床心理士にも作成者の心の状態が伝わり、言葉で伝えなくても十分に理解してもらうことも可能です。

作品について、何を表現したのか、どういう状況なのか、などについて話すことができるようになると、頭の中も整理されていき、対話を通して治療効果が期待できます。

また、コラージュ療法では、作品を完成させること自体にやりがいを感じることができます。繰り返し作ることで、自分が思うような作品、バランの良い作品を完成させていくことができます。作品を作っていく中で達成感が生まれ、自信を回復する効果もあり、考えにもまとまりが出てくるようになります。

コラージュ療法は、作品づくり自体が療法になっている、という効果があるのです。

箱庭療法とコラージュ療法の併用も

箱庭療法とは、臨床心理士のもと、砂を敷き詰めた箱の中にミニチュアを置いて表現する心理療法です。箱庭に表現することで、自分の心の問題に気づいたり、考えを整理することができます。また、臨床心理士が患者本人に対して様々な気づきを促すことで治療が進められます。

箱庭療法は、心の奥深くに働きかける作用があり、重度の精神疾患のケースではあまりすすめられませんが、社会不安障害の場合には効果があるとされ、コラージュ療法と併用しておこなわれることもあります。

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