パニック障害や強迫性障害はうつ病と合併しやすい?

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パニック障害や強迫性障害はうつ病と合併しやすい?

ある病気に関わっているうちに、ほかの病気におちいってしまうことを「合併」といいます。

うつ病は、ほかのこころの病気に合併することも多くみられます。

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うつ病を招きやすい心の病気の代表的なものには、不眠障害、摂食障害、心身症、PTSD(心的外傷後ストレス障害)、アルコール依存症などがあります。

これらの病気のなかには、うつ病と似た症状のものもあり、専門医による適切な診療を受けることが必要です。

不安障害とうつ病

不安障害とは、精神的(メンタル)に大きな不安をかかえることで、自分の感情や気分がコントロールできず、心身にまで影響が出てくるこころの病気です。

不安障害の症状では、憂うつやおっくう感など、部分的にうつ病と似た症状が出ますが、うつ病に典型的な日内変動がなく、睡眠障害も必ずしもあるわけではないなど、不安障害とうつ病とはまったく別の病気です。

代表的な不安障害には次のようなものがあります。

パニック障害

不安障害の代表的なものに「パニック障害」がありまs。

生活している場所や、街中を歩いているときに突然、何の前ぶれもなく不安におそわれ、動悸、息切れ、めまい、吐き気、手足のしびれなどの「パニック発作」が起こります。

そのパニック発作のせいで、うずくまって動けなくなったり、気絶することもあります。

安静にしていれば、10分から30分程度、たいていは1時間以内にパニック発作はおさまります。

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一度パニック発作を発症すると、その後もパニック発作を繰り返し起こしてしまいます。

そのため、発作が再びおこるのではないかという「予期不安」をもつようになります。

助けを得られない場所で発作を起こすのではないかと恐怖を覚え、家に引きこもったり、一人で出かけられなくなったりする「広場恐怖」を合併することもあります。

強迫性障害

強迫性障害とは、恐怖を駆り立てる「強迫観念」と、強迫観念のためにそれをしないではいられない「強迫行為」を繰り返し、こだわりのために日常生活に支障をきたしてしまう心の病気です。

強迫観念の内容は、健常者にとって気にならなくても、当人にとっては大きな懸念になります。

うつ病と合併して発症しやすいといわれている強迫性障害には、次のような症状があります。

不潔強迫

手や身体がまだ汚れていると気になり、長時間にわたって手荒いなどを繰り返します。

一般には「潔癖性」として知られています。

室内や身の回りのものが不潔だから触れたくないと考えるため、掃除や片付けができず、散らかった不衛生な部屋に起居していることがあります。

確認強迫

鍵やガスの元栓を閉めたか、人が倒れていないか、落とし物をしていないか、財布の中のお金が必要なだけ入っているかなど、一時になると、執拗に確認を繰り返します。

加害強迫

自分の不注意で他人を傷つけてしまうという恐れにとりつかれ、人と接する行動に制約が加わります。

◆この記事は、赤坂診療所所長、精神保健指定医、渡辺登先生執筆・監修の「これでわかるうつのすべて(成美堂出版)」の内容を元に、当サイト編集事務局の心理カウンセラーが記事編集をしています。

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