トゥレット症候群(チック)とADHDの合併症も

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トゥレット症候群(チック)とADHDの合併症も

トゥレット症候群(チック)の半数以上の子どもに、ADHD(注意欠陥多動性障害)との合併症がみられるという報告があります。

それほどトゥレット症候群(チック)とADHDとの関係は深く、共通点も多いと考えられています。

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トゥレット症候群の5割以上がADHDとの合併症

ADHDは、トゥレット症候群(チック)との合併症となりすく、トゥレット症候群の子どもの5割以上がADHDの診断基準を満たすといわれるほどの割合です。

ADHDの症状が主体となり、後からチックの症状が現れてトゥレット症候群と悪化していく状態もあれば、チックの発症後、ADHDの診断を受ける子どもいます。

チックとADHDの合併症の対応と注意点

両方の障害が合併すると、問題となる言動や行動がいっそう目立ち、家庭や学校でしかられたり、失敗をくり返したりする機会が多くなりがちです。

子どものやる気や自信を失わせないよう、親や教師が配慮していく必要があります。

一過性の単純チックは、子ども一般にしばしば起こるものであり、とくにADHDとの関連が深いということはありません。

ADHD(注意欠陥多動性障害)とは

ADHD(注意欠陥多動性障害)とは、脳の一部の機能不全によって起こる発達障害のひとつです。

ADHDの3つの特徴的な症状は次の通りです。

不注意

注意を持続することが困難で、すぐに気が散ってしまう。
人の話を聞いていられず、指示に従えない、ものをよくなくすなどといったことが目立つ。

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多動

目に映るもの、耳に入る物音など、周囲の刺激に反応しやすい。
動き回ったり、座っているときも身体が動いてしまったりするほど、落ち着きがない。

衝動性

考えなしに行動してしまう。
順番を守れない、人の話をさえぎって話し出すなど、待つべきときに待てず、思い通りにいかないとかんしゃくを起こしやすい。
幼児の場合、ADHDの症状として、泣きわめくようなパニックを起こすこともある。

トゥレット症候群(チック)とLDとの合併

LD(学習障害)とは、知能全般に遅れはないのに、簡単な計算ができない、漢字が書けないなど、学習に必要な能力の一部が極端に低いために、学業や日常生活に支障をきたしてしまう状態をいいます。

トゥレット症候群(チック)とLDとが合併症となり、学習不振が目立つ場合があります。

併発しているADHDの影響で注意力が持続せず学習が進みにくい、チックが激しくてじっと勉強していられないなど、複数の要因が関係している可能性もあります。

チックをともなうADHD

チックとADHDは、両方の障害(病気)を併発していても、症状自体は単独の場合と特に違いはありません。

チックとADHDの症状は、共通点が多く、特徴も似ています。

ただ、衝動性が高まるなど、社会への適応が難しくなる傾向があります。

例えば、授業中、机の下では足が動いているなど、じっと座っていられないといったケースが考えられます。

誤診?チックがADHDに見えることも

もともとチックがある子どもの場合、ADHDが合併しているかどうか、正確に診断しにくいところがあります。

足がせわしなく動く運動性チックや、終始、言葉を発してしまう複雑性の音声チックなどは、ADHDによる多動の症状にみえてしまうからです。

症状が似ていても、かならずしもチックとADHDの合併症とは言えない場合もあります。

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