チックの理解度チェックリスト

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チックの理解度チェックリスト

子どもに多いチックやトゥレット症候群は、まだ一般に広く知られた病気ではありません。

そのため、さまざまな誤解をされていることが多いようです。

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次の質問をみて、チック症についての理解度チェックリストを確認してみましょう。

チックの理解度チェックリスト

①「急にしかめ面をするなんて、どういうことなの!?」とわざとやっていると思われる。

しかめ面をひんぱんにくり返すのは、チックの症状のひとつです。
チックは、わざとやっているわけではなく、本人が意識しても、止めることはできません。

②「ひんぱんに口をとがらせたりするなんて、不思議なことをする。よほど珍しい病気なのだろう。」と奇病のように扱われる。

チックは10人に1〜2人の割合で発症すると言われています。
どちらかというと女子よいりも男子に多い病気です。
けっして珍しい病気ではありません。
軽い症状で目立たなかったり、外では症状が出ない子もいます。

③「こころの病気だろう」と思われ、親のしつけや育て方、友達のいじめなど、心理的なストレスを探そうとする。

チックは心理的な原因で発症するといわれたのは昔のことです。
いまでは、脳の神経伝達がうまく働かないためとわかっています。
ただ、心理的なストレスがあると、症状が増えたり悪化することがあります。

④学校では症状がほとんど出ないが、家庭ではひんぱんにあらわれる。「きっと家庭に原因があるのだろう」と思われる。

チックはリラックスするとあらわれやすくなります。
学校より家庭でチックが出やすくなるのは、それが理由です。
けっして家庭に原因があるわけではなく、むしろリラックスしている証拠です。

⑤「ひとりで声を出したりして、何を考えているのかわからない。怖い病気なのだろう」と避けられる。

チックは怖い病気などではありません。
ほとんどは脳の成長とともに症状が消えるか軽くなります。
何を考えているのかわからないなら、本人に聞いてみると、きっと子どもらしい普通の答えが返ってくるでしょう。

⑥「チックの症状は本人が止めなくてはならない」と、症状があらわれるたびに「やめなさい」と厳しく叱る。

叱っても本人はチックをやめることはできず、つらくさせるだけです。
また、意識させると、かえってひどくなることがあります。
ただ、むりに黙っているのも不自然ですので、気楽に構えるくらいがよいでしょう。

⑦「チックの原因は親の育て方が大きい。赤ちゃんの頃からかわいがっていなかったのではないか」と非難される。

チックに親の育て方は関係ありません。
こうした非難が親や本人を心理的に苦しめるのです。
親の子育てやしつけのせいではありません。
一時の症状だとおおらかに見守るとよいでしょう。

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⑧「チックは大人にはないはず。似たような言動は、なにか別の病気の症状なのかもしれない」と、子どもだけの病気と決めつける。

チックは8〜10歳がピークですが、長期化して、大人になっても症状が残っていることがあります。
なかには、トゥレット症候群である場合もあります。
子どもだけの病気ではなりません、

⑨「チックのある子どもには、将来がない。進学も就職もできない、がけっぷちの状態だ」と、本人も親も悲観する。

チックは脳の働きに原因があるというと、過剰に心配してしまう人がいます。
チックだからといって将来に影響することはありません。
多くは成長とともに症状が消えるか、目立たない程度になります。

⑩「チックとは、症状がどんどんエスカレートして、やがて人格が崩壊してしまう病気」と、不安になる。

唐突で日常的に不自然な言動をくり返すため、人格的になにか原因があるのかと思われることがあります。
しかし、チックにはそのような影響はなく、根も葉もない誤解です。

チックは家庭であらわれやすい?

くり返すまばたきや首ふり、子ども本人は苦しくないのか、身体に影響はないのか、と親はつい心配しがちです。

まず、チックとは何か正しい知識を知ることからはじめましょう。

チックは家庭であらわれることが多いため、まず母親が気づきます。

ひんぱんなまばたきや首振りなどの動きは唐突で、普段の生活になじまないので奇妙にみえてしまい、心配になります。

チックは親のしつけや子育てが原因ではない?

かつては、チックは心理的な要因によるものと誤解されていました。

そのため、子どもにチックの症状がみられると、多くの母親は自分のせいかと不安になってしまうのです。

いまでは、チックは心理的なものではなく、神経の病気であることがわかっています。

チックは、親の育て方やしつけの問題ではないこと、ほとんどが一時的なものであること、を理解することが大切です。

チックは子どもが成長すると治る?

子どもにチック症状があらわれるのは、まだ脳が発達段階にあるからです。

成長とともに、多くの子どものチックの症状はなくなるか、軽減していきます。

とはいえ、なかには症状が悪化したり、長期化したりして、トゥレット症候群と診断せざるをえないケースもあります。

そのようなときでも、まずは子どもの状態、症状の経過を観察することが大切です。

本人がつらくて生活に支障があるようなら、薬物療法なども考えることになります。

チックやトゥレット症候群は、見た目には病気だと分かりにくい症状なので、わざとやっているのではないか、悪意があるのではないか、などと誤解されることが多いのも特徴です。

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