アスペルガー症候群は大声や大きな音、人混みが怖い?

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アスペルガー症候群は大声や大きな音、人混みが怖い?

アスペルガー症候群の対応において、適切な対応をとるのと同じように大切なのが、混乱の原因を減らすことです。

アスペルガーの子どもが大人へと成長しても、苦手なものはやっぱり苦手です。

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親や家族、学校の教師など周囲の大人たちは、アスペルガーの特性を考慮して、子ども本人にとってストレスの少ない環境をつくりましょう。

初めての場所が怖い、不安を感じやすいアスペルガー

アスペルガーの子どもが、TEACCHやその他の対応によって生活習慣を身につけ、自立した行動ができるようになっても、それですべてが安心というわけではありません。

例えば、大きな音や人が多い場所など、環境面への苦手意識は少なからず残っていることが多いのです。

慣れ親しんだ家だと身につけたことがきちんとできていても、外出時の人混みなど、まわりに人が多い非日常的な環境ではうまく対応できない、というのはアスペルガーの人によくあることです。

あせらずに少しずつ違った環境に慣れていくことも考慮するとよいでしょう。

その際、アスペルガーの子どもに無理に経験させるのではなく、知らない場所や人混みには少しずつ慣れていくようにしましょう。

不安要素、恐怖の対象を減らす

アスペルガーの子どもは、TEACCHを取り入れながら充実した生活を送れるようになっていても、不慣れなものや初めての環境では混乱しがちです。

親やまわりの大人は、アスペルガーの子どもがまだ慣れない最初のうちは、TEACCHを応用しながら不安要素を減らすことに協力しましょう。

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大声

予定通りに落ち着いて作業をしているときでも、大声を出されると怖がって作業をやめてしまう。

知らない場所

家庭ではできることでも、初めての場所では緊張してできないことが多い。
場所を変えて練習することも必要。

接近

人やものが急に近づいてくると、強い不安を感じて、ときには暴力ふるうことも。
声をかけてから近づくとよい。

人混み

人の多い場所では、混乱して判断をあやまりがち。
的確な指示をしてもできない場合は、一度その場を離れて落ち着かせる。

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アスペルガーは大人になれば治る?

アスペルガー症候群は病気ではないので大人に成長したからといって治るものではありません。特性は一生残ります。

しかし、適切な対応をとっていけば、成人するころには大きな問題はなくなっていきます。それはある意味、アスペルガー本人にとっては「治る」ことと同じといえます。

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ただし、コミュニケーションの面や学習面、生活面など様々な面にアスペルガーの特性の影響が残ります。それらに対して、ひとつずつ、本人なりの解決策を身につけていくのです。

人を怖がらない方法、聞いた話を覚える方法、服装を整える方法など、自分にあったやり方で覚えます。親はアスペルガーの子どもの成長を信じることが大切です。

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年齢とともに慣れていく

音や場所、他人への恐怖感は、周囲の理解や適切な配慮によって、アスペルガーの子どもの成長とともに少しずつ薄れていきます。

本人にとって無理なく、できる範囲で様々な体験をすることで、発達への期待が持てます。

社会との関わりは自然に増えていくものです。アスペルガー本人が戸惑うことがあったら、親や家族、周囲の大人は、そのつど支援をして本人に無理をさせないことが大事です。

アスペルガーの子どもが成長して成人する頃には、身体に触られることへの抵抗が薄れる場合が多いものです。

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外出

子どもを怖がらせない範囲で、外出する経験をつんでいく。
ひとりで行動させず、同行する。

人と接する

習い事や趣味を通じて、知らない人と交流することに、少しずつ慣れていく。

集団生活

保育園でのグループ遊び、小学校での班行動、課外学習を通じて、集団行動を学ぶ。

おつかい

決まったルートでのおつかいをさせる。
未知の環境でなければ、簡単に覚えられる場合が多い。

社会生活

経験を積むことで、年齢や立場による上下関係、場面に応じた言葉づかいなどを自分なりの方法で覚えていく。

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