要因や重症度によって分類されるうつ病の種類

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要因や重症度によって分類されるうつ病の種類

うつ病はさまざまな角度から分類されています。

こうした分類をもとに、うつ病の特徴をとらえ、患者さんにあった適切な対応や、治療が行われます。

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要因による分類では、うつ病には3つの種類がある

うつ病を起こす要因によって、うつ病は大きく次の3つの種類に分けられます。

外因性のうつ病

外因性のうつ病とは、糖尿病や高血圧などの身体の病気、脳梗塞やパーキンソン病といった脳の病気が要因となり、発症するうつ病です。

血圧を下げる降圧剤やインターフェロン、ステロイドといった治療薬が要因で発症するうつ病も、この外因性に含められます。

内因性のうつ病

内因性のうつ病とは、セロトニンやドーパミン、ノルアドレナリンなどの神経伝達物質のバランスの乱れが要因と考えられるうつ病です。

心因性のうつ病

心因性のうつ病とは、精神的なショックや心理的な葛藤といった心因(ストレッサー)がきっかけで発症するものです。

心因性は、「性格因性」「反応性」ともいいます。

重症度によって3つに分類されるうつ病

うつ病の症状の程度による分類は、国際診断基準である世界保健機関(WHO)が作成した「ICD-10」やアメリカ精神医学会が作成した「DSM-Ⅳ-TR」をもとに分類します。次の3つがあります。

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軽度うつ病

軽症うつ病は、日常生活への支障が少なく、自殺企図もほとんどありません。

軽症うつ病の多くは、通院で治療できる状態です。

中等症〜重症うつ病

中等症から重症うつ病とは、日常生活がまったくできないほど、症状が重く苦しいうつ病です。

「死にたい」とか「消えてしまいたい」という自殺念慮を強く抱いているケースが多いのが特徴です。

精神病性うつ病

精神病性うつ病とは、妄想や幻聴などの精神病症状があります。

精神病性うつ病は慢性化しやすく、難治性(治りにくい)となりがちです。

うつ病の分類まとめ

要因によるうつ病の分類

【外因性のうつ病】
身体の病気や脳疾患、薬物などが要因となって発症する。脳梗塞・心筋梗塞の後にうつ病を発症する事が多い。

【内因性うつ病】
脳内の神経伝達物質の分泌が不足し、うつ病を発症する

【心因性のうつ病】
心理的なストレス・ショックが引き金となってうつ病を発症する。

重症度によるうつ病の分類

【軽症うつ病】
日常生活への支障が少ない。

【中等症〜重症うつ病】
日常生活に大きな支障がでてくる。
自殺願望が強い。

【精神病性うつ病】
妄想や幻聴など、精神病症状をともなう。

◆この記事は、赤坂診療所所長、精神保健指定医、渡辺登先生執筆・監修の「これでわかるうつのすべて(成美堂出版)」の内容を元に、当サイト編集事務局の心理カウンセラーが記事編集をしています。

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